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rad-net.de のネルツインタビュー

2013.09.18.00:03


© http://www.rad-net.de/

ネルツ君、ブエルタが終わって、夜中の3時に自宅に戻ったそうです。なんともハードです。総合14位は最近のグランツールのドイツ人選手としては最高成績ですね。最後の最後に選ばれなかったツールの借りを返してあまりある活躍でした。拙ブログとしては、このところゴールスプリントばかりに注目でしたから、久しぶりに山岳コースでワクワクさせてもらいました。

rad-net: ネルツさん、最後から二つ目のアングリルのステージでは、3週間も走った後なのに、全く疲れてないような走りでした。ブエルタが終わった今もまだそうなのでしょうか?

ネルツ: ぼくはクタクタだよ、間違いなくね! いまはもうはっきり言える。3週間の間、ぼくは疲れてないんだと自分に言い聞かせてきたんだけどね。

rad-net: この三週間を通じてどんなだったんでしょう?

ネルツ: たくさんのアップダウンがあったけど、全体的な傾向としては上り調子だったと言える。でも、間違いなく、「ぼくは何のために自転車競技をしているんだろう?」って自問した瞬間が何度かあった。でも、3週間のステージレースではそれは普通のことだよ。

rad-net: それはいつ思ったんですか? 霧と雨と寒さがひどかった第14ステージですか?

ネルツ: たとえば、そうだね。あれは肉体的に絶えられる限界に来ていた。翌日も同じような天気になるって予報を聞いて、「オイオイ、なんてことだ?」って思ったね。

rad-net: 総合14位の結果で、努力は報われましたか?

ネルツ: うん。最高に満足だよ。ブエルタ前にぼくがベスト15以内で走れるだろうと言われたら、ぼくはきっと苦笑しただろうね。準備はとてもうまくいったとは思っていたけど、実際に3週間にわたってコンスタントに走れるとは、自分でもちょっとビックリしているんだ。ずっと願っていた一勝は挙げられなかったけど、この総合順位は価値があるよ。

rad-net: 16ステージではワールドツアーレースの勝利を逸して4位でした。それについては納得している?

ネルツ: 今はもう納得しているけど、レース後は自分で足を切り落としてやりたいぐらいだった。自分自身にほんとうに腹が立ってしょうがなかった。レース中は「総合でもかなり挽回できるけど、ステージ優勝だってできる」って思っていた。なのに一番悪い決断をしてしまって、中途半端なことをしてしまった。結局なんにもならなかった。くやしいよ。こんなことはもう二度としないよ!

rad-net: でも全体としてみればうまくいきましたよね。それはなぜだと思いますか?

ネルツ: ぼくは今年ずっと集中してやってきた。そしてたくさんレースに出て与えられた仕事を完璧にこなしたいと思ってきた。たとえばTTに関してとか、栄養の取り方やトレーニングのコントロールとか、トレーナーやソワニエに助けてもらって、総合的に改善してきた。ポーランドでも上手く走れたけど、そもそも、ブエルタがその効果があらわれた最初のレースだったんだ。苦労して、たくさんのことを犠牲にした甲斐があったって、やっと自分自身でも納得しているんだ。

rad-net: 今までで一番強いドミニク・ネルツだったのでしょうか?

ネルツ: もちろんそうじゃないと思いたいよ。(笑い)でもぼくにはまだポテンシャルがあって、もっと強くなれるって証明できたと思う。24歳じゃあむろんもうすごく若いとは言えないけど、でもまだ若手だ。BMCというぼくをものすごくサポートしてくれるチームもある。いま、3週間のステージレースでも上手く走れることを示せたから、場合によっては来年はいろんなことが変わるかもしれない。ひょっとしたらどこかのステージレースではアシストとしてではなく、キャプテンとして走ることもできるようになるかもしれない。ひょっとしたら、上位の成績を更にいくつか上げるかもしれない。

rad-net: ドイツ人としては最近のグランツールで最高の総合順位でした。これはいくらか誇らしいことではありませんか?

ネルツ: もちろん。自分の14位という順位を見れば、スーパーグッドだよ。でも、強豪たちと戦おうというなら、ぼくにはまだたくさん学ばなくてはならないことがある。自分をたとえばアンドレアス・クレーデンとか他の誰か強いステージレーサーと比べるつもりはない。でも、自分の成績は誇りに思うし、「今から始めようというならとても良い」って言えるよ。

rad-net: 2013年のドイツ自転車界をどう見ますか?

ネルツ: ゆっくりだけど上昇しているような気がする。大ブームはまだ無理だけど、徐々に観客の興味と信頼を取り戻しているような気がする。自転車選手としてはうれしいね。だって僕らには観客が必要だからね、もっともどのスポーツもそうだろうけど。でも観客がいなければ自転車競技は存在しないよね。他の国々では自転車競技はもちろん人気があるしね。

rad-net: ブエルタではどうでした?

ネルツ: 一昨日のアングリルはクレージーだったよ。ぼくは去年ツールを走ったけど、コース中、それも平地のつなぎのコースでもたくさんの人がいた。でも一昨日あそこで起こったことといったら、ツールに全く負けてなかったね。ゴールした後山をもう一度下らなければならなかったんだけど、登るよりももっと時間がかかった。だって人混みで走り抜けることなんてできなかったし、場所によっては自転車を降りなければならなかった。どれもとても印象的だったし、ホントに楽しかった。

rad-net: 次の目標は9月末のフィレンツェでの世界戦ですか?

ネルツ: うん、是非走りたいね。世界戦までこの調子が持続すれば、ちょっとおもしろいと思うよ。コースはとてもハードだけど、ファビアン・ヴェークマンやパウル・マルテンスやジョン・デーゲンコルプみたいな強いワンデーレーサーがいるからね。

rad-net: 世界戦でドイツチームはどうでしょう?

ネルツ: それは答えるの難しいね。コースを実際に見てないし。でも近くに住んでいるチーム監督から話は聞いている。コースマップで見る限り、サバイバルコースで、ほとんど地獄のコースって言われているらしい。そんなところで登ったり降りたりしなければならないんだ、クレージーだよ。距離も一筋縄ではいかないしね。ドイツチームとしては、上位を狙えると思うけど、戦術的にしっかりさせなくちゃね。途中でヘンに力を使ってしまっては、最後でうまくいかないだろうね。残念ながらドイツチームは6人しか出場できないし、それは重要な点だろうね。クレバーなレースをすることが大切だ。ぼくらはもっとも強いチームではないけど、もっともクレバーなチームでなくてはならない。

rad-net: 今後の体調管理はどう見ていますか?

ネルツ: 少しは自転車に乗らなくては駄目だろうね。だけど今日はレット・イット・ビーだね。自転車には乗らないよ。でもふたたび力を出せるようにうまく栄養を取って、きちんと眠って、家族や友人たちとあってモチベーションを高めたい。まず気持ちを整えて、それからまた体を動かすよ。

rad-net: レース計画では次はどのレースですか?

ネルツ: 週末にベルギーで二日間のレースに出て、そのあとは世界選手権だよ。
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ドイツの場合、世界戦のメンバーはドイツ自転車連盟が決めるんですね。デーゲンコルプはまず間違いないでしょうけど、ネルツはどうでしょう? ヴェークマンとマルテンスは去年も最後まで粘ったし、選ばれるんじゃないでしょうか。コースがワンデーレーサー向きだとすると、ゲシュケやブルクハルトなんかも良いとおもうけどねぇ。コース的にハードだとすると、キッテルはなさそうだけど、グライペルはどうでしょう? きわめてビミョー。

-----2013,9/18,0:35 追記
と書いた後にradsport-news.comを覗いたら、メンバーが発表になっていました。予想はほぼ当たりで、ロードはデーゲンコルプ、ネルツ、ゲシュケ、マルテンス、ヴェークマン、ブルクハルトの6人。TTはこれもまあ、これしかないよね、というマルティン、グラープシュ、グレッチュの3人でした。

ネルツは世界戦初出場ですね。たぶんU23も出てないんじゃないでしょうか。U23といえば、やっぱりヘアクロッツ君はどうかなぁ。。。



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アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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