ちょっと古めですが、8月5日の日付で radsportnews.comにデーゲンコルプのインタビューが載っていました。ツールについて、そして今後のことについて、色々興味深いことが書かれていますので、適当につなげたりしながらご紹介。
「ツールの最終週は信じられないぐらい辛かった。完走するための闘いだったね。だけど、僕らのツールは大成功だよ。(狙っていたステージ優勝は果たせなかったけど)あの二位になったステージ【第7ステージ】は、サガンがミスをしてくれない限り勝てないステージだったしね。それ以外のステージは残念ながら、僕にはチャンスは全くなかったね。スプリントゴールのステージはすべてマルセル【キッテル】のためにセッティングしたからね。でも、二位になったってことは将来に向けて自信になるね。(将来は登れるスプリンターとしてマイヨ・ヴェールを狙うようになりたいけど)チームに二人のスプリンターがいると、それを狙うのはちょっと難しいね。マイヨ・ヴェールを狙えるためにはチームに一人しかスプリンターがいないほうが有利だ。どのポイントも重要になるし、他の選手を勝たせるためにスプリントしたのでは、ポイントは取れないからね。」
デーゲンコルプはアルゴスとの契約は今年いっぱいなんですね。これは、どこか他のチームへ移籍か、って思わせぶりですが。。。
「目下話し合っているところだよ。まだ決断はついていない。でもこのチームが僕はとても居心地が良いんだ。(今年はジロとツールの二つに出たけど)将来の目標としては三大グランツールをワンシーズンで全部走ってみたい。僕はまだ24さいだ。この三つすべてに出るのはまだ早すぎる。ただ、いつかきっとこれをやってみたいね。これができれば名誉あることだよね。でも、ここ1年や2年でできるようになるはずはないよ。むしろキャリアの最後のほうでチャンスがあるんじゃないかな。」
今シーズン限りでアルゴスを去ることは、なんとなくなさそうな気がするけど、本人がクラシックレースだけでなくグランツールにも意欲を見せている以上、グランツールでキッテルと競合せざるをえないだろうし、近い将来移籍するのは間違いなさそうです。
今年のツールはキッテルが千切れてデーゲンコルプが生き残るようなステージが上記の第7ステージだけでしたからねぇ。アルゴスとしては当初はキッテルの登りにあまり期待していなかったんだと思うんだけどね。もっとデーゲンコルプで勝負するシーンがあるだろうと思っていたのでしょう。しかし、キッテルがあんなに登れるとは思いませんでした。へたすりゃ最初の1週間でご帰宅かと思っていましたからね。
ただ、わたしとしてはグランツール以上に、デーゲンコルプには春のクラシック、特にパリ〜ルーベとフランドルを狙ってほしいなぁ。古くは60年代のルディ・アルティヒ、その後は90年代のオラフ・ルートヴィヒや2000年頃のシュテフェン・ヴェーゼマンに続くタイプだと思っているんだけどね。彼らにできなかったパリ〜ルーベ、ドイツで現在狙えるとしたら、デーゲンコルプしか
いないでしょう。
これに対してキッテルのほうは、クラシック狙いというわけには、なかなかいかないでしょうからね。

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