ああ、ゲシュケ、ゴール前500メートルで先頭に出ちゃあダメだよ。トレンティンが死んだふりしてみんなに仕事させて、最後100メートル弱で20メートル後ろから一気にゴボウ抜きでした。
フレーリンガーのブログは、例によってタイムラグ。すでにピレネーのステージはだいぶ前のことなので、一つ飛ばします。二つまとめてご紹介しましょう。最初は7/10の日付です。
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ツール第二週の最初のチャンスを利用して、マルセル・キッテルが集団スプリントで優勝した。パーフェクトなチームプレイと、集団の全選手のなかで最高のスプリントで僕らはみんなで大喜びした。
残念ながら、気分は、特にゴール直前で、かなり落ち込んだ。マルセルの発射台のトム・フェーレルスがマーク・カヴェンディッシュに当たられて落車したからだ。猛スピードのわりにトムはそれほどひどいことにはならなかった。
今日は僕らのほとんどにとっては半分休息日だ。33キロの個人TTで、ノルマンディーの干潟の島モン・サン・ミシェルの素晴らしいゴール。こういう平らなTTがこんなに楽に走れたことはあまりない。確かに強い風が吹いていたけど、なにしろ観客が多くて、それに鼓舞されたんだ。ぼくは早いスタートのおかげで午後はずっとフリータイムだったので、ずっとホテルの部屋にいて、のんびりと優勝候補立ちのTTをTV観戦していた。
ぼくらの最も若いトム・デュムランが素晴らしいタイムで走って9位になった。
すでに僕らのチームにとってはこのツールは大成功だ。プレッシャーもないから、次のスプリントステージではリラックスして走れるだろう。その時は僕はまたかなりの距離をメイン集団の先頭で過ごすことになるだろうね。チームのためには誰かがやらなければならない必要な仕事さ。
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つづいて7/11の日付です。
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マルセル・キッテルが3勝目を挙げて、今回のツールでは最も速いスプリンターだって事を示した。幸い僕らのトレインは最後の大きな落車を免れ、マルセルが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。
逃げた選手を追うのは今日はちょっとハードだった。5人が逃げたんだけど、最初から全力で逃げて、なかなか縮まらなかった。だから集団を引く仕事は今日は一人では足りなかった。ロット、オメガファーマ、そして僕らの3チームがスプリントにしたくて共同で追った。ステージの大部分をこの各チームから2人が出て行って先頭を順番に引いたんだ。
僕の印象ではこんな平らなステージなのに、この前の日曜のピレネーの一番ハードだったステージと同じ平均ワット数だった。
軽い横風と荒れたフランスの道がこのステージをさらにハードにした。それから、ひょっとしたら逃げた選手たちは次の二つのステージで集団スプリントにさせないことを目的にしていたのかもしれない。アシストを疲れさせて、集団スプリントにさせないってことだったのかもしれない。
でも、こんなことは考えても仕方ないね。グランツールでは日々を追うしかない。いずれにしろ、今日は素晴らしかった。また夕食の時に乾杯する理由ができたわけだよ。
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トレンティン、まだプロ2年目だとのことで、あそこまでじっと我慢していられるのがすごかったですねぇ。あれだけ足があったら、やっぱり自分で行きたくなるはずだよね。他の選手に仕事させて、じっと我慢。まるでベテランのやるようなことでした。しかし、ゲシュケ。。。うーん。残念。
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