つづいて当のキッテルです。
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トラはきょうは飛びかかるのが早すぎたぜ。でも幸いなことに、ゴールラインをがっちりと捕らえることができたぜ。いや、マジでいこう。実際に俺は自転車を投げるのがちょっと早すぎたんだ。で、思ったぜ、こいつぁカヴと僅差だなってよぉ。最初の瞬間は、俺が勝ったのかどうかわからなかったぜ。でもすぐに結果がわかって、むろん大声で雄叫(おたけ)び上げたぜ。そのあとカヴが俺の方に寄ってきて、おめでとうと言ってくれたんだぜ。これぞ、男の一対一の勝負だぜ。この勝利は誇らしいぜ。
しかし、信じられねえぜ。俺はツール・ド・フランスでステージ3勝だぜ。スプリントはスーパー早かったぜ。カヴに距離を空けられたけど、そこにうまく吸い付いて、差したんだぜ。チームはまたしてもすんげえ仕事をしてくれたぜ。俺のために自らを犠牲にしてくれたみんなに感謝だぜ。俺たちのトレインは最高だぜ。明日もまたスプリントで決着が付くチャンスだ。どうなるか、楽しみだぜ。しかし今はみんなで3勝目を祝うぜ。
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一方のカヴの方はこんなことを言ってますね。「今は無論みんないろんな事を言うだろうけど、でも速い奴にはなにしても勝てないんだ。チームも俺もやるべき事はやったんだ。奴は次のスプリントのスーパースターになるだろうな。奴は今日それを証明した。ここでステージ3勝っていうのはそう簡単にできる事じゃあない。俺の経験からもそれはわかる。」
カヴが後ろに付かれて差されたっていうのは、一昨年のツールでグライペルに同じように後ろに付かれて差されたのが印象に残っていますけど、その後はグライペルに負けませんでした。でも今年は、すでに書いたようにスヘルデプレイスやステル・ツールで、そしてこのツールでも2回、カヴとの集団スプリントは4戦4勝っていうのが凄いです。この後カヴの巻き返しがあるのかどうか。
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