以前から拙ブログは、選手名はできるだけ現地読みを忠実にカナ表記、と偉そうに言ってきました。そのための手立てとして岩波の西洋人名辞典の最初に出てくる各国語の表記と仮名書きの対応とか、Dudenというドイツの辞書シリーズの発音辞典とか(発音辞典は西洋語ではこれぐらいしかめぼしいのはないらしいんですが、実はあまり当てになりません。日本人の Watanabe がドイツ風にヴァタナベと表記されていたりしました)、白水社のエクスプレスシリーズのオランダ語とか、いろんなものを参考にしていたんですけど、凄い世の中になったものです。すでにご存知の方もいるでしょうけど、このサイトへ行けば、現地の人の発音が聞けます。
http://ja.forvo.com/" target="_blank" title="http://ja.forvo.com/">
http://ja.forvo.com/探している名前がなければリクエストすると、早い場合は翌日には、誰か現地の人が読んでくれます。無論名前だけではありません。まあ、いつまで待っても読んでくれないこともありますが。国によって反応が違いますね。西ヨーロッパは反応が早いですが、ウズベキスタンのアブドゥジャパロフとかアブドヤパロフと呼ばれていたDjamolidine Abdoujaparovはいつまで待っても反応なしです 笑)
実はこのサイト、去年から知っていたんですが、当時はこんなにたくさん語数がなくて、あまり役に立たなかったんですが、今年になって、どんどん増えて、いまでは充分役立つレベルになりました。
僕はかつてのメルクスの忠実なアシストだった Deschoenmaecker (デスフンマーケル)とかアルゴスのMezgec(メズゲッツ)とか、Kanstantsin Siutsou(カンスタンチン・シウッツォウ)、BMCのBookwalter(ブックウォルター)なんかをリクエストしてみたら、すぐに現地のどなたかが読み上げてくださいました。少し前に話題にしたポーランド人選手たちの名前もありますね。おおむね出身地の近くの人が読み上げてくれることが多いですね。
他にも、検索すればいろんな選手の名前が引っかかりますが、個人的にはずっと気になっていた1926年(川室競が出場した年)のツール優勝者Lucien Buysseは、ベルギー人が読めばビュイスなんかじゃなく「リュシアン・ボイセ」だし、往年の山岳の天使 Charly Gaul はルクセンブルク人が読めば「ゴール」なんかじゃなく、やっぱり「シャーリー・ガォル」だとか、スイス黄金時代のコッピのライバル Hugo Koblet もスイス人が読めば「ユーゴ・コブレ」なんかじゃなく「フーゴー・コーブレット」とか、そうそう、最近で言えば、拙ブログでは鳥の歌でおなじみの Fuglsang も「フールサン」、Peter Velitsもどう聞いたって「ペテル・ヴェリッツ」だったり、ちょっと溜飲を下げた思いでした 笑)
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