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フレーリンガーのブログ、やれやれ

2013.03.14.20:38


© http://www.johannes-froehlinger.de/
ライブストリームで観ていても、選手が蛇行しながら登っていましたけど、どうやらその後は押しが入ったようです。

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ティレノ〜アドリアティコは今年はむちゃくちゃハードなレースだった。天気の悪さとハードなステージの波状攻撃だ。

最初の3日間は雨が降り続き、続く2日は乾いていたけどそれぞれ3500メートル登るステージ。そして最後のTTの前日のステージは、ぼくがこれまでのキャリアで体験した最もハードなレースの一つだったね。

ウチのチームはたしかに成績的には今ひとつだった。キャプテンのジョン・デーゲンコルプは最初の二日はスプリントに加われなかったし、膝周辺の筋肉の痛みで、大事を取ってリタイアした。

その代わりにジーモン・ゲシュケが第3ステージで10位、そして上に書いたハードなステージでももう一度10位だった。これは凄いことだよ。この日は総体的にチームにとってはとても良いステージだった。トム・デュムランとマチュー・スプリックが二人で強烈な逃げグループに入れた。そしてぼくはメイン集団で出来る限り、ジーモン・ゲシュケのためにポジションキープのアシストをしていた。このステージは20の短い激坂が含まれていて、しかも20から30%の坂だったんだ。スタートして最初の二時間は太陽が出ていたけど、その後はゴールまで雨だった。たくさんの選手がコースを批判したけど、ぼくもそれに加わりたいね。オーガナイザーですら、すでに謝罪しているぐらいなんだ。僕はこれまで、こんなにたくさんの選手が言葉の真の意味で、コースに立ち止まって歩いて登っているのを見たことがなかったよ。濡れたアスファルトの30%の坂道をレーサーシューズで自転車を押しながら登るなんてね。でもまだたくさんの選手がレースを放棄せずに走ったのも驚きだね。まだ100人ほどの選手が今日のTTにスターとするんだから。

僕の調子はかなり満足できるものだ。たしかに結果だけ見ると全然ダメだけど、でもぼくはいつもの普通のレベルに達している。このステージレースの前の週末はまったくちゃんと走れなかったから、いまは次の日曜のミラノ〜サンレモに向けても、とても楽観的な気分だ。ウチの今回のチームからは5人がこのシーズン最初のクラシックのためにイタリアに残って、その準備をする。ジョン・デーゲンコルプが元気になって戻ってきてくれると良いけど。

チャオ
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というわけで、デーゲンコルプはティレノで足が痛くて、頑張っても300ワットまでしか出ず、用心のためにやめたらしいです。これまでもチャンスがないと諦めて途中リタイアした事は何度かあったけど、怪我とか痛みでやめたのは初めてとのことで、良い経験になったと言ってます。いずれにしても、痛みは筋肉痛だけで、その痛みも治まったのでミラノ〜サンレモは出場できるそうです。ただ、調子はまだ今ひとつじゃないかなぁ。去年の5位を上回るような成績はちょっとどうでしょうね。


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

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