フレーリンガーのブログの方はいっかな更新されませんが、rsn にインタビュー記事が載っていました。なんといっても拙ブログでは一昨年のジャパンカップ以来、ずっと追っかけてきた一押しアシスト選手です。ロードレースは100人以上が走って、勝つのは一人ですからね。よーいどん、であとはみんな全力疾走、ってわけにはいかないスポーツです。勝つためには爆発的な瞬発力や人間業とは思えない登坂力、尋常ならざる独走力が必要なわけですが、それだけで勝てるわけではないので、こういうフレーリンガーみたいな渋いアシスト選手がチームには絶対に必要なわけ。
フレーリンガーのシーズンインはアンダルシア一周(むかしのルータ・デル・ソルですね)からになります。でも、モチベーションは高いけど、期待はできなさそうです。
「通常通りだと僕が年の初めに調子が良かったことはないからね。何回かレースに出ることが必要なんだよ。12月1日から、計画通りにトレーニングプログラムをほぼ完璧にこなし、いまのトレーニングの状態にはとても満足している」と言ってますが、なにしろプロローグはフレーリンガーの苦手種目ですからね。
「ウチのチームにはこのプロローグでかなり上位に入りそうな選手もいる。それが終わったら、誰をエースにして走るかが決まるだろうね」ということで、去年はパトリク・グレッチュがここで優勝したのでした。フレーリンガーの去年は見事に成績らしい成績はゼロ。ただ、キッテルやデーゲンコルプのスプリントのためのゴール前2,3キロでのアシストでずいぶん目立っていました。まあ、ちょっと強引かもしれないけど、今年キッテルもデーゲンコルプも現時点でイマイチなのはフレーリンガーのアシストがないからじゃないか、とすら思ってみたりします。かなり強引?
「むろん僕だってもう一度勝利を目指して走ってみたいよ。ステージレースの期間中は、いつでも調子が良い日が一日はあるし、自分のチャンスを求めてみたいとは思っている。去年は成績だけから考えれば、たぶんプロになって最悪の年っていえるよね。でもそもそもそんなの関係ないんだ。成績なんか残せなくたって、2012年のシーズンにはおおむね満足しているんだ。チーム内でのぼくの仕事は、たぶん分かりにくいかもしれないけど、でもチームの勝利には間違いなく貢献している。ぼくは自分の役割が快適だし、なによりデーゲンコルプが5勝したブエルタは、ぼくのこれまでのキャリアの中で最高だったと言えると思うよ。」
フレーリンガーはプロ入りして6年で8回のグランツールに出場ですから、若いアルゴスチームの中ではベテランの司令塔役ということになります。ワールドツアーチームになってレースも増えるし、なかなかハードなシーズンになりそうです。
「ぼくらは去年、確かに非常に多くのワールドツアーレースにワイルドカードで出場できた。しかし今年はぼくらのレースカレンダーはさらにずっと増えた。そんななかで、ぼくは主に大きなレースに参加することになるだろうと思う。バスク一周やティレノ〜アドリアティコやツール・ド・ロマンディーのようなステージレースがぼくのレースのプログラムに入っている。同様に、二つのグランツールに参加することも考えられる。ツール・ド・フランスは世界一のレースだからね。去年は怪我でリタイアしたから、絶対にもう一度出場して、チームの歴史で最初の一勝に貢献したいし、3週間後にはシャンゼリゼを走りたいよ。」
うーん、拙ブログ一押しの選手たちのうち、アシストに徹しているフレーリンガーとネルツ、どちらが先にプロ入り初勝利を挙げるでしょう? でも、まあ、ネルツかなぁ。
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