やれやれ、前のエントリーのコメント、たぶん来るだろうとおもっていたけど、やっぱり来ましたね。お前は日教組の教えばかり信じて、不勉強だ!とおっしゃる方が。日教組と言っておけば、そこでもう判断停止。 困ったもんだよ。ぼくの発想には日教組っていう概念がない。だから、日教組がなんだっていうのか、教えて欲しいね。
と思ってrsnを見たら、もうひとつやれやれ、です。
グリーシャ・ニーアマン、拙ブログでもなんどもそのレース日記をご紹介してきた燻し銀のアシスト選手、玄人好みの選手でしたが、2000年から2003年にかけて、何回かEPOでドーピングをしたことを認めました。ラボバンク一筋でしたから、ラボバンクの組織的ドーピング騒動で、ちらっと思ったんですよね。うーん。オランダ・アンチドーピング機構にすべての情報を提供すると言っています。去年で引退して、今年からラボバンクの育成チームのトレーナーに就任したんですけどねぇ。6ヶ月の活動停止処分らしいです。
「これをいま認めなければならないというのはとても辛い。でもぼくは若い人達と一緒にやっていくんだ。だから、自分自身を顧みて、これ以上黙っているわけには行かないと思ったんだ。ぼくの身近な人たちのおかげで、2003年に、こんな禁止薬物を使うことが、ぼくが目指している道ではないって気づかされた。その後の10年はラボバンクの若い選手たちに見本になることだけを考えて、クリーンにやってきた。アームストロングのことはあったけど、自分が知っているところでは、いまはおおむね自転車レースは良い方向へ向かっていると思う。転換点は2006年のフエンテスのスキャンダルと、その2年後に導入された血液パスだと思う。その時まで、ぼくはプロになってから、レース以外でのドーピング検査はたった一回しかなかったんだ。でもそれ以後は80〜100回ぐらい受けたからね。」
というわけで、暗にUCIのアンチ・ドーピングがザルだったと語っていますね。元ラボバンクで姓名不詳の誰かが告白したって出ていたけど、あれがニーアマンだったのかなぁ。
ところで、ドーピングの告白って、北の方の選手が圧倒的に多いような気がします。ご存じのようにキリスト教にはカトリックとプロテスタントがありますが、ドーピング告白って圧倒的に北の国々、つまり、プロテスタントが多いような気がします。統計取ってないから分からないけど。また、北だからといってもカトリック信者もいるだろうけど。
でも、やっぱり、カトリックって、悪いことしても神父様に懺悔すれば、神様の前では許してもらえるわけです。実際の生活では悪いことをすれば法律的に裁かれるけど、信仰の面では懺悔して許してもらえる。つまり聖なるレベルと世俗のレベルが分けられている。
だけどプロテスタントは信者それぞれが聖書をもとに一人で神様と対峙しなければならないっていう宗教ですからね。日常生活の悪は信仰の面でも悪なんで、聖なるものと世俗的なものが連続している。その意味ではプロテスタントにドーピングの告白が多いのも、当然かな。なんて、例によって牽強付会。
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