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http://www.radsport-news.com/graphics/gallery.php?NewsID=79050&FotoID=0ジュリアン・ケルンってだれ? まあ、誰も知らないわなぁ。今シーズン、レオパード・トレック、つまりラジオシャック・ニッサンの二軍チーム(コンチネンタル)で走った22歳のドイツ人です。以前にも拙ブログでは1,2回名前を出したことがあるはずです。2011年度のU23ヨーロッパチャンピオンになったんですが、チームが消滅して一度引退表明したんですね。それがレオパード・トレックに拾われ、一度はあきらめたチャンスを、今年うまく掴みました。ルクセンブルクのステージレース、フレッシュ・ドュ・シュドでステージ1勝と総合2位。ほかにもツール・ド・ロワール・エ・シェールでも2位。
「シーズン最初の頃のレースはオール・オア・ナッシングの精神で走ったんだよ」
でも今シーズン彼の名前が一躍知られるようになったのは、ドイツ選手権です。ファビアン・ヴェークマンとリーヌス・ゲルデマンに次いで3位。
「レースはぼくが予想した通りの展開になった。だからぼくに可能なやり方で走ったんだ。早い段階で逃げのグループにもぐりこみ、生き残りを賭けて戦うのがぼくのスタイルさ。ただ、最後まで逃げ切れるとは思ってなかった。本当に自分では思ってなかったんだよ。願ってはいたけどね。」
というわけで、このレース、かなり早い段階から三人で逃げて、逃げ切っちゃったという選手としては一番の展開でした。さらにイタリアのジロ・デル・ヴェネトでは200キロを逃げて、最後は11位に食い込み、ジロ・ディ・パダニアでは250キロのレースで10位と自信をつけました。
「この二つのレースで重要だったのは、チームのサポートとぼくに掛けられた期待に耐え抜いたことさ。むろん勝てなかったけど、でも勝ったのはガットやニバリだからね。栄誉な事だよ。」
来シーズンはフランスのAg2rに加入し、さっそくワールドツアーのツール・ダウン・アンダーに出場です。
「来年はとても早くスタートするので緊張している。【でも冬場からスペシャルトレーニングを積んできたから】シーズンの初めからすぐに良いレベルで走れるようにしたい。」
タイプとしては登りに強いオールラウンダーということで、若くして単身フランスチームに加入ですから、なんとなくクレディ・アグリコーレに長くいたイェンス・フォイクトを思い出させます。ドイツ青田刈りの拙ブログとしてはちょっとだけ期待しておきましょう。
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