選挙ばやりですが、グレッグ・レモンといっても若い自転車ファンは知らないでしょうかね?
アメリカ人最初のロード世界チャンピオン、アメリカ人最初のツールステージ優勝者および総合優勝者。85年、86年のイノーとの劇的かつ物議を醸した「真相は藪の中」の争い。猟銃事故から復帰後のツール総合二連覇。
まあ、1950年代前半から中頃がボベの時代、1960年代前半がアンクティルの時代、1960年代後半から70年代初めがメルクスの時代、1970年代後半から1980年代前半がイノーの時代。そして1990年代前半がインドゥラインの時代で、2000年前半がアームストロングの時代(?)だと区分けすると、レモンは1980年代後半の顔になるでしょう。残念なのはその全盛期を猟銃事故で2年間棒に振ったことでしょうかね。それがなければ、ひょっとしたら総合5勝もあったかもしれません。
個人的には当時のわたしはアンチ・レモンでしたね。89年はフィニョンを応援していたし、宇都宮ではレモンじゃなければ誰でも良いって思ってました 笑)
このレモンが来年のUCI会長選で現職のパット・マッケイドに対抗して出馬するつもりだとのこと。ル・モンド紙が書いているそうです。
「そう、準備はできてる。チェンジ・サイクリング・ナウの運動とともに、自転車競技を変えたいと思っている。いましかやるチャンスはない。アームストロング事件の激震の後、これを逃したらもうチャンスはない。ファンやスポンサーを引き戻したいと思うなら、素早く徹底的にやらなくてはならない。さもないと自転車競技は死滅してしまう。ぼくが最適の候補者かどうか、またぼくに組織を統率する政治力があるかどうか、それはわからない。しかしこの状況をもっと民主的かつ透明性を持たせるために、なんとかしたいんだよ。本来なら【世界アンチドーピング機構の前会長】リチャード・パウンドのような人物が最適の候補者なんだろうけど。パット・マッケイドが自分で言っているように、自転車競技をもし本当に愛しているなら、それならもうとっくにやめてなければいけないはずだよ。」
いずれにしても、マッケイドと前任者フェルブリュッヘンが、巷間いわれているようにアームストングに対して、本当に便宜をはかったことはなかったのか、それはしっかりと調べ上げる必要があると思いますね。
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