一昨日ですか、NHKBSで深夜にスウェーデンのアンチドーピングのドキュメンタリーを放送していました。フロイド・ランディスなんかもちょっとだけ出てました。2012年の制作とありましたが、こんなもんなんですかねえ。つまり、一般人にアンケートして一流選手のドーピングの是非を問うたら、25%のひとがドーピングしてもいいという回答だったそうです。そして研究者のなかにまで、一流選手のドーピングを、体に毒でない限り解禁すべきだなんて主張する人までいるんですねぇ。
結局、ドーピング問題って境界線が非常に曖昧で、しかし、薬をやる奴とやらない奴がいて不公平だというのは間違いないわけで、いっそ、境界線をなくせば、一気にわかりやすくなります。
でも、それって、一流選手に薬を強要することと同じわけです。だって、薬が解禁されれば、やらないなんていうのはプロとしての自覚が足りないっていうことになるでしょう。薬に手を染めないのが立派なのではなく、バカなのだと言われるようになるでしょう。
だけど、そもそも体に毒でない限りっていう境界線が、かなり怪しいと言わざるを得ません。製薬会社の問題もあります。薬解禁になれば、製薬会社が何をしでかすか。。。このスウェーデンのドキュメンタリーでも2003年のバルコ社という製薬会社のドーピング薬製造の話が出てきました。金儲けのためなら何でもやりかねないんですね。解禁すればプロのケースでは医者がすべてをコントロールするようになるでしょうけど、ホビースポーツマンや子供たちも真似し始めるでしょう。たとえ安全な薬だけを解禁したとしても、きっと死人が出ることでしょう。
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