現役の選手達、今回の件は自分のブログやツィッターで積極的に発言する人と黙殺する人に別れるようです。ドイツ人ではグライペルとマルティンが積極的に発言しています。マルティンはインタビューを昨日ご紹介しましたが、今日見たらブログも更新されていました。例によって、拙ブログの勝手な思い込み、まじめな元ロボット警官の口調でご紹介しましょう。ただ、これも長いのと、途中、ちょっと分かりづらいところもあるので、端折ります。
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ここ数日、わたしはUSADAの結論報告とアームストロング事件の記録に熱中していた。この複雑なテーマについて何か発言する前に、なによりも全体像を捉えたいと思ったのだ。ある程度分かってきた今、わたしは、この詐欺的行為の大がかりなことと犯罪的な構造を持っていることに驚かされたと言うほかない。このシステマチックなドーピングの徹底解明は自転車競技にとって絶対に正しく必要なことである。検査が行なわれ、詐欺を行った選手達が捕まるのは大切なことである。そして、脅しにも屈せず、正義のために戦うドーピング検査官達がいるということも重要なことである。
しかし今行われている非常にエモーショナルな議論のなかでも、きちんと区別することは、同じように重要なことなのである。つまり、一度としてドーピングをしたことのない選手がいるのである。年齢のせいで、この昔の世代のドーピングシステムとはなんの関わりもない選手がいるのである。そして、理想主義と誠実さを高い基準で持ち合わせ、このすばらしいスポーツを愛する選手がいるのである。わたしは自分をこうした選手の一人だと言っておきたい。
ジョン・デーゲンコルプや、マルセル・キッテル、アンドレ・グライペル、あるいはわたしもそうだが、これでフェアに戦うチャンスが増えたのである。このチャンスを私たちはこの何年か、誠実にものにし、勝利をあげてきた。ただ、今、ラボバンクの撤収により路頭に迷う選手達がいるのは残念である。彼らはこの古い世代のやってきたこととは何の関わりもないのである。いずれにせよ、詐欺的行為とは関わらず、クリーンな自転車競技の夢を実現しようと願っている多くの若く才能のある選手達がいるのである。
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マルティンは、アームストロングに代表される古い世代と、自分たち若い世代は違うんだということを強調していますね。オメガ・ファーマでは、ライプハイマーがかつてのドーピングを告白して解雇されているので、マルティンとしては、あまり書き安いテーマではなかったでしょうけど。
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