昨日のジロ・デ・ロンバルディア、ジルベールがアルカンシェルを着て両手を挙げるシーンを確信していたので、ちょっとがっかりでした。しかも勝負所が豪雨で放送電波不良になっちゃったしねぇ。まあ、ロドリゲスが勝ったことに不満は全くないんですが。。。
というわけで、
レオナルド・ダ・ヴィンチの新しいモナリザのニュース。うーん、本家がなんか能面のような気品というか、不気味さの底にへんなかわいさがあるのに対して、新しいのはちょっと妖艶な嫌らしい媚びのようなものが感じられて、どうもなぁ。モナリザとしてお互いを比べると、どうも新しいのよりも本家のほうが圧勝っていう感じだけどねぇ。個人的にはモナリザはレオナルドの自画像だという説が一番好きだけど。
数日前にBSで岡田准一の司会でレオナルドについての番組をやっていた。内容そのものはそれほど目新しいこともなかったんだけど、最初のほうで再現ドラマとして写っていたのが、僕が高校生の時にNHKで連続ドラマとしてやっていた「レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯」からの場面だった。このドラマ、あの当時、ぼくは昼休みになると図書館の画集のコーナーでジョルジュ・ド・ラ・トゥールの薄っぺらな画集を繰り返し見ていた高校生だったけど、、ものすごく感動した。ちょっともの悲しげな古楽のテーマミュージックまで覚えている。当時の場面に背広姿のいかにも学者然とした語り手が入り込み、説明を加えるんだけど、その手法がものすごくおしゃれでおもしろかった。
その後、何回かの再放送を経て、あるとき古本屋で見つけたのが、そのドラマを本にしたもの。


1976年の出版。当時の写真ってこんな程度だったんだねぇ。しかし、BSの番組でちらっと出てきたということはDVDになっているんだろうかと、調べたら、ありました。しかし値段が2万オーバーじゃあねぇ、だれも買わないよ。
ひょっとしてYouTubeは、と探すと、おいおい、スペイン語版だけどあるじゃないの。しかも
パート5まであるよ。
時間的に見ると、再放送時に見たダイジェストじゃなく完全版じゃないかな?冒頭、レオナルドの死のシーンから始まります。そして解説の紳士登場。伝説ではレオナルドをフランスに招いた国王フランソワ1世の腕の中で息絶えたと言われてますが。。。
後世のアングルなんて画家はそのシーンを見ていたかのように絵にしてます。

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http://www.salvastyle.com/さて、最初の新モナリザ、まあ、これをモナリザと比べなければレオナルドの他の中性的な肖像の雰囲気があると言えないこともありません。しかし、モナリザは古来偽物がたくさんあるようだしね。それになんか、どこかこの肖像画、不純ないやらしさを感じちゃいますけどねぇ。どうなんでしょ。
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