うーむ、カンチェラーラもウィギンズもいないからマルティン楽勝かと思ったら、まさか、二枚目のタイラー・フィニーがこんなに肉薄するとは思いませんでした。とはいっても父ちゃんのほうが二枚目だったな 笑)しかし、フィニーがTT王者に君臨する日も近いかも。。。
というわけで、こちらはドイツが誇るロボット(元)警官ゲジヒトじゃなくて、マルティンのブログです。
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ちょうど私たちはレンシュタイクリート【下を参照】を歌い終わったところだ。「この高台へ向かう道を僕はなんども通ってきた。。。」ご覧の通り、パーティーが最高潮に達したところだ。運良く、わたしは今日、また再び高台に向かう道を登り、タイトルを守ることができた。最高に幸せである。しかし、タイトルホルダーとしてもう一度勝利を繰り返そうとするとき、かなりのプレッシャーも感じるものである。優勝候補の何人かが出場していないこともそれを軽減してくれるものではない。
レースは大変緊迫した。わたしより5秒遅れのタイラー・フィニーはきょうは本当に強かった。レース後に彼は私にもきょうは本当に調子が良かったと言っていた。私たち二人は抜きつ抜かれつのタイムだった。わたしのほうが少しだけ冷静に走り、コーナーでも転倒しないように慎重に走ることができた。おかげでとてもうまくいったのだ。タイラーは途中計測で私よりも良かった。おそらくわたしのキャリアのなかでも一番きわどいタイムトライアルだった。
このタイトルは今シーズンの運のなさを補ってくれる。いずれにしてもこれでわたしは世界選手権のダブルチャンピオンだ【個人TTとチームTT】。これもひとえに、私のことを信じ続けてくれた周囲の人々とチームのおかげである。SIDIが私のために世界選手権様のデザインの特別シューズを作ってくれたが、いまようやくそれにも報いることができたのだ。靴の写真は下にある。特別な靴などまだ早いと思っていた。しかし、今日それを履いて、そして表彰台に立てたことはとても嬉しかった。
チームでの勝利と個人の連覇。この二つの勝利を背に、わたしは満足してオフシーズンに入り、来シーズンに向けたモチベーション作りができる。もっともそのまえにまだ2,3レース走ることになっているが、しかし、いまはまずはお祝いだ。
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マルティン 世界戦仕様のシューズの写真

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http://www.tony-martin.de/レンシュタイクリートっていうのはチューリンゲン地方(マルティンの出身地)の民謡で、徒歩旅行者の歌らしいです。上述の歌詞はリフレインの部分。ちょっとネット検索したら10歳頃の上品な美少女だった(いまはただのちょっとこぎれいな金髪のおばさん)シュテファニー・アンケ

・ヘルテルがお父さんと歌っているのがYouTubeにありました。雰囲気が良く出てますが、僕なんかは、ライザ・ミネリがやった1920年代のベルリンを舞台にした映画「キャバレー」のワンシーンを思い出して、ちょっと複雑な感じです。
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