クイトゥ・ネグルの激坂、まあ、見ている方としては、トップで上がってきた選手の前輪がフラフラして、今にも足つきそうな登り、ゴールしてもしばらくはハンドルに突っ伏したまま動けない姿に感動させられはするんですがね。土井選手のブログでは400ワットで走っているのに時速5キロしか出ないって書いてありました 唖)
ただねぇ。。。こんなことやってると、ほんと激坂のインフレ状態になりゃしないかと不安になります。1999年のアングリルも家畜の放牧用の道を舗装したわけですが、今回はスキーコースを舗装したわけで、次は崖を舗装して登らされるんじゃないかと。。。
というわけで2度目の休息日。フレーリンガーのブログもアップされました。
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全選手がこの休息日を待っていた。この3日、ぼくらはかなりの標高差を乗り越えてこなければならなかったんだ。僕らのチームは逃げではあまり活躍できなかった。ただ、日曜日【15ステージ】のコバドンガの登りゴールは別だ。この日は僕らはなんとしてでも逃げグループに誰かを送り込みたかった。
ジーモン・ゲシュケがそれに成功し、幸運な10人がステージ優勝を争う資格を得た。このグループだとジーモンは結構望みがあるんじゃないかと思われたけど、ステージ6位に入れた。十分満足できる順位だよ。このステージは僕個人にとっても可能性があるステージだったけど、残念ながらそれを生かせなかったね。
ただ、それぞれの登りゴールでは、僕はできるだけ力を温存して走ることに成功したと思う。この数日、また胃腸に軽い問題があって、ちょっとレース中も簡単ではなかったんだ。
ブエルタの運営組織は今年はいくつかのスペクタクルな山をコースに取り入れた。最高の難度に向けて、昨日は新コースを走った。スキーコースのクイトゥ・ネグルはブエルタのためにわざわざ舗装されたんだよ。20%を優に超える新たな登りだよ。観客にとっては大スペクタクル、選手にとってはただ苦しいだけ。この道は過激さではアングリルやジロのクローンプラッツ(プラン・デ・コロネス)やモンテ・ゾンコラン以上ではないけど、でもきっと同じぐらいだね。ただね、いつだって選手がその坂をどう感じるかは選手の気持ちや体調によるけどね。昨日は36X28でグルペットで無事ゴール。ただ、こんなパーセンテージの坂をリラックスして登ることなんかできないよ。しかもブエルタを二週間以上走ってだからね。標高差にしたって4500メートルだよ。
同じようなステージが今度の土曜日にももう一度待っている。マドリッドの近くの「ボラ・デル・ムンド」世界の玉っていう意味だよ。その次の日のスペインの首都でのスプリントゴールまで、ジョン・デーゲンコルプにとってステージ優勝のチャンスがあるのは2回だ。ポイント賞のグリーンジャージは山岳ゴールの多さで遙か彼方へ逃げていっちゃったけど、すでに4勝だからね、ブエルタの歴史に残るよね。さらに次のチャンスに向けて積極的なプレッシャーをかけていきたい。プロトンの選手はみんな疲れている。しかしぼくらのチームは相変わらず良いレベルにあるからね。さらに勝利を重ねられるよう努力するよ。
じゃあ
ヨハネス
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フレーリンガー、ブエルタの初め頃にも胃腸を悪くしていたのに、またぶり返したんですねぇ。きっとデーゲンコルプにシャンパンを大量に飲まされたに違いない 笑) なんとなく穏やかそうで沈着冷静な雰囲気ですが、実は酒乱だったりして 笑)
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