このテーマ、久しぶりです。今は背面跳びっていわれているけど、当時はフォズベリーフロップって言ってました。ちょっとググるとヴィキではフォ「ス」ベリーってでてますね。なんとなくフォ「ズ」ベリーって濁っていた印象があるので、ここではこれで行きます。
さて、サッカー男子44年ぶりのベスト4とか言われてますけど、おぼえてたりするもんね、サッカーは釜本が40メートル以上のロングシュートを決めたんでした。メキシコオリンピック。地元のメキシコに勝って銅メダルだったと思います。僕は中学1年かなぁ。登校前の朝に見てた記憶がありますね。ということはメキシコオリンピックは夏休み中ではなかったのかなぁ?
でもメキシコオリンピックで一番強烈に覚えているのはタイトルの走り高跳びのフォズベリー。当時はベリーロールとかはさみ跳びしかなかったのに、いとも簡単そうにバーをクリアーする背面跳びにはびっくりしましたねぇ。それまでの飛び方は助走も短めで直線的にタン、タン、タンとリズムよく腕も振り上げていかにも力が入りそうな感じだったのに、フォズベリーはアールを描くようにかなり長い助走をとってフワッって感じで、力で飛ぶんじゃなくてなにかもっと違う無重力状態のような、魔法のような感じがしたんです。今の背面跳びは結構力を込めて腕を振り上げてっていう感じでしょうけど、フォズベリーは腕を振り上げなかったんじゃないかなぁ。だらんと腕は身体に沿わせていたような気がするんですよね。だからいっそう空中遊泳みたいな不思議な感じがありました。
オリンピック、どうも昔のようにワクワクしながら見るということがなくなってしまいました。世界陸上なんかも80年代ぐらいまでは夜中の衛星生中継を見ていたような記憶があります。まだ東ドイツとか東側の女子選手がむちゃくちゃ強かったころですね。400メートルのコッホという選手の記録なんか、いまだに破られていないんじゃないかなぁ。他にも、100メートルのゲールなんていう美形の選手もいました。ゴールしたときに両手を挙げたら、脇毛が黒々としてて、顔とのギャップにちょっと倒錯したエロチシズムと感じましたね 笑)
まあ、その後、東独では組織的にドーピングしていたことが分かったわけでね。同じようにチェコスロバキアのクラトフヴィロワなんていう筋肉ムキムキで男みたいな容貌の中距離選手もいましたっけ。
このあたりはみんな84年のロサンゼルスオリンピックに不参加だったけど、世界陸上ではやたら目立っていました。男子のハイジャンプではスウェーデンのショーベリっていったかな?スウェーデンっていう国はテニスのボルグとかスキーのステンマルクとか卓球のワルドナーとか、文字通りの天才が出てくる国で、このショーベリもそういった一人だったんでしょうね。
話が68年のフォズベリーからずいぶんと離れてしまいましたが、この前、市川崑の「東京オリンピック」をTVで見てたら、ベリーロールって、背面跳びになれてしまった目にはとてもきれいな飛び方です。跳躍力と同時に、なにかリズムとか、バーに触れないように身体をくるっと回すワザのようなものを感じます。でも、もうトップクラスの試合でベリーロールを見ることは絶対ないんでしょうけど。
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