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七人の侍

2024.02.04.01:41

いやぁ、見る気はなかったのに、NHKのBSでやってたので、途中30分ぐらい過ぎてからでしたが見てしまいました。見出したらやめられず、もうあちこちで笑いながら泣いてました 笑) 

志村喬が格好いいのは当たり前だし、宮口精二もものすごい。だけど今回見て、たとえば宮口が、木村功が女と会っていたことを言わなかったことを、木村になぜ?と問われて、「言ってほしいのか?」と言うシーン。いやもうこのシークエンスは、思わず、宮口が言う前に、ひとりTV の前で「言ってほしいのか?」と、一人で笑い泣きしながら呟いてました。

ほかにも燃える水舎小屋の前で赤ん坊を抱きながら、三船が膝をついたところで、「こいつは俺だ!」と、これまた泣き笑いで呟いてました。誰も聞いてないんだけどね 笑)

左卜全なんて、僕がリアルタイムで知ってるのは「ずびずば〜」ってやってたちょっとボケた能面顔のお爺さんという印象だったけど、この映画ではものすごいです。野伏を竹槍で突き殺した時の顎がはずれそうな顔!!もうなんも言えんわ。

後半の戦いのシーンの、殺される側も殺す側も必死の緊張感、緊迫感は西部戦線異常なしの塹壕戦のときのようなリアルさがあるし、雨の中の決戦も、志村喬が弓を射るシーンの美しさなんか、もう涙ダダ漏れです 笑)

ただ、今回はタルコフスキーがこの映画を大好きだと言っていたんですよね。確かに「アンドレイ・ルブリョフ」の「襲撃」のエピソードには、七人の侍の影響が見られるのかなぁ、なんて思い出しながら見ていました。

この映画を初めて見たのは1970年代半ば。大学の学園祭で大講堂でやったのを見ました。その時は画像は粗いし、なにより音声がむちゃくちゃで、半分以上何を言ってるかわからなかったと言う記憶があります。ただ、それでもずいぶん感動しました。

当時黒澤明はTVでの放映を許可せず、見るチャンスはほとんどなかったんですよね。次に見たのはいつだろう、黒沢映画を初めてTVで放映したときか、それとも1983年に東京の巣鴨にあった三百人劇場であった黒澤明の全貌でだったか記憶は判然としません。

IMG_8390.jpg

他にも飯田橋の並木座で89年に見てるし、TVでも何度か見てると思うけど、もうどこで見たかとかは、もうわからないですね。(追記。飯田橋じゃないですね、銀座 苦笑)

IMG_8391.jpg

しかし、すごいねぇ。黒澤明の映画って、僕は「赤ひげ」からは、センチメンタリズムとべたべたのヒューマニズムに耐えられないんだよね。唯一「乱」だけは傑作だと思うけど、晩年の「まあだだよ」なんて、見てて痛々しくてね。辛いわ。

ただ、初期の映画はどれもすごい。「生きる」も「羅生門」も「どん底」も「蜘蛛の巣城」も「白痴」も「天国と地獄」も「野良犬」も「いきものの記録」も「酔いどれ天使」も「用心棒」も「椿三十郎」も「隠し砦の三悪人」も、うーん、他にもあったと思うけど、どれもすごいと思う。でもやっぱり「七人の侍」がナンバーワンかなぁ。

個人的には2位は「羅生門」、3位は「生きる」、4位は「蜘蛛の巣城」か「どん底」か。。。


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アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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