ふと思い出しました、私、2005年にツールのスカパーの放送で栗村さんと白戸さんとご一緒したことがあるんですよねぇ。まあ、見てる方は誰も知らないから、誰だこいつ?となって、当時のネットで大炎上しましたけどね 笑)
それはともかく、その栗村さんが自転車選手への安全配慮の面で重要な提言をしています。
https://news.jsports.co.jp/cycle/blog/rinseisodan/2023/03/post-32.html?fbclid=IwAR339AbLwk5S7nvbIuAla7AvlWTPByXjEMu3hgoqesEVFZk5QfpNwv5Ziwcまあ、栗村さんはかなり前からテレビの放送でも、機材に比べて選手への安全性への配慮が足りないと言うことは繰り返し発言していましたが。。。
自転車競技、1980年代まではヘルメットの「ヘ」の字も話題になりませんでした。ただ、ベルギーだけは国内レースでカスク着用義務があったはずで、80年代のツールなんかではベルギーが一部でもコースに入っていると選手たちはみんなカスクをしていましたし、ツール・ド・フランドルをはじめとしてベルギーのレースはみんなカスクをかぶっていました。
あまり記憶が定かではありませんが、1990年に突然ヘルメットが義務化された時には選手たちが猛反発して、ヘルメットをかぶっていたおかげで熱射病になりそうになった、集中力の点でこれはむしろ選手を危険にさらす、なんてフィニョンとかブーニョとかが発言していました。その後再びヘルメット着用義務は無しになったんじゃなかったかと思います。
プロがこんなでしたから、私が参加していたホビーレースの世界でも、ヘルメットが格好悪いのでなしでOKにすべきだなんていう、いきった投書がサイスポに載ったりしてました。でも、当時、1980年中頃から後半、皇居前に日曜早朝にホビーレースチームで集まって10人前後で練習していた時、みんなヘルメットなんてかぶってませんでしたね。キャップがほとんどで、2、3人がカスク。アメリカ人のチームメイトが一人いて、彼だけは黒いベルのヘルメットを必ずかぶっていました。僕はクリケリオンのカスク姿が格好良かったので、わざわざ同じロジェッリのカスク(これが高かったんですよ)をかぶってましたが。

その後、1995年でしたか、カザルテッリがノーヘルで事故死して、ふたたびヘルメット談義が活発になり、着用義務が復活したのでした。
ただ、1990年、最初の義務化のときのヘルメットはかなりダサかったんですよね。こんな感じ。

たしかに昔のレースを見るとヘルメットもサングラスもないから、選手が誰だかすぐにわかるし、軽やかで格好良く見えますが、1960年代ぐらいまでは道路が今のように綺麗ではなかったこともあって、集団の密度が現在ほど詰まってなかったし、当然スピードも今より遅かったわけです。だから、コッピやバルタリの時代、1950年代までは集団落車というものが滅多になかったそうです。
今はレースが高速化しているし、集団なんかものすごい密度ですからね。高速での集団落車なんて考えただけでも怖い。というわけでプロテクター、一考に値するのではないかと思います。上の栗村さんのコラムでもリンクが貼ってありますが、実際にバイク用のプロテクターをしてレースに参加している大学生の記事も参考になります。こう言うのが広がってプロの世界でも取り入れられるといいと思うのですがね。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(おまじないみたいなもんです 笑)

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト