いやあ、若い人たちと話してて、3-0までは許す、なんて言ってたんですが、勝っちゃいましたね 笑) ご存知のように臍曲がりなので、実況中継があまりに日本贔屓だとドイツを応援しちゃう可能性もあったんですが(実際いつだったかの卓球の世界選手権で、あまりの煽るような日本贔屓ぶりに、気がついたら相手チームを応援していたことがありました 笑)、さすが天下のNHK 笑)、安んじて日本を応援できました。
NHKBSで朝やっている各国のニュースで、昨日のドイツのニュースを見たら、日本に負けたことはもちろん話題にしていましたが、同時に Diversity wins のメッセージのために腕章をつけることをFIFAに禁じられ、それに対して選手たちが自発的に抗議の姿勢を見せたことを大きく扱っていました。
ドイツが負けたからこのニュースを大きく取り扱ったというわけではなく、日独戦の2日前のニュースでもこの話題はトップニュースで扱われていたから、仮にドイツが勝っていても同じようにこのテーマは扱われたのでしょうけど。
というわけで今日の東京新聞の朝刊の本音のコラム。

スポーツに政治を持ち込むな、という言葉をリベラル側の人が言うことってあまりないような気がします。たとえば世の中には極右芸人というのもいるわけですが、リベラル側の人が彼らを芸人が政治的発言をするなと言って批判しているのをあまり見たことがない。これってやっぱり有権者は寝ててほしいとか、芸能人が政治的発言をするなというのと同じように、「愛と平等」が広まっては困る層がそういう言い方をするんだろうと思えます。
いずれにしても人権や政治の問題にスポーツ選手が口を出していけないはずはありません。スポーツと政治は別だなんて、世の中のことは全て政治が絡んでいるわけですから、そんな馬鹿なことを言ってはいけません。
ドイツの大昔の哲学者ヘーゲルの有名な文言に「きみが法に無関心でも、法はきみを忘れない」(ちょっと正確ではないです、たぶん)っていうようなのがあります。政治とは立法ですからね。その意味で誰だってもっと積極的に政治について語って良いんですよね。今日の東京新聞はトップもこちら特報部もこのニュースでした。

確かに西側の価値観を押し付けるな、というのは、たとえばフランスなんかでのヒジャブ禁止とかいう問題も含めて、先進国の上から目線のいやらしさを感じさせるし、イスラムの人たちの気持ちも分かりますが、しかし、現実に今、ゲイの人が禁固刑に処せられたりしているわけだし、自民党の馬鹿議員が言うような「同性愛は治る病気」とか「同性愛なんて趣味の問題』であるはずないですからね。
ナチスの時代には同性愛者もガス室送りでしたから、そういう過去を踏まえて今回のカタールのLGBTQに対する差別に、スポーツ選手たちも声を上げるべきだと考えたのでしょう。価値観の押し付けとかではなく、やっぱりおかしいことはおかしいと声を上げるのは人間として当然のことだと思いますけどね。
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