皇室に興味はない。女系天皇云々の話題もまるで関心がない。天皇制についてどう思うかと言われれば、反対だというけど、
これについて理由などは天皇制私感と題して前に書いた。
そこにも、そしてそれ以前からも、何度か書いたように、昭和天皇に対してはある種の怒りを持って見ていた。だけど現上皇に対しては、むしろ好意を感じているから、
以前ここでも紹介した森達也の小説「千代田区一番一号のラビリンス」も楽しく読めた。
というわけで今日の朝刊に出ていた記事。

記事にもあるように、天皇は政治的な発言は絶対できないから、ここまでなんだろうなぁ。昨今の、議論をゲームにして勝ち負けつけたがる変なYouTuberとかの沖縄蔑視発言を、天皇が意識しているのかどうか、そもそも天皇がそういうニュースを知ることができるのかどうか、それはわからないけど、あのYouTuberの発言と並べてみれば、なんとなく意図がわかるような気がするけど。。。
昭和天皇は自分が戦犯容疑を逃れるために沖縄をアメリカに差し出したと言われている。実際その後も沖縄はずっとアメリカが使えばいいと言っていた。だから現上皇が皇太子時代に初めて沖縄に行った時、上記の森達也の小説にもあったように火炎瓶を投げつけられたりした。
だけど上皇はそれにもかかわらず、沖縄をずっと気にし続けてきた。つまり父親の全く逆の道を進んだわけだ。今上天皇もそれを引き継いだんだと見なして良いのだろうね。「広く国民の間に沖縄に対する理解が一層深まる」ことを期待すると言った以上、保守とか右翼とか愛国とかを標榜する人たちは、沖縄に対してどのような態度を取るべきかは自ずと理解できるだろうね。
前にも書いたことだけど、沖縄戦の最後期、1945年6月、現地の海軍司令官の太田実は自決直前に長文の電文を出す。その最後はこう書かれていた。
一木一草焦土と化せん。糧食6月一杯を支えるのみなりという。沖縄県民かく戦えり。県民に対し後世特別のご高配を賜らんことを。
(読みやすいよう表記を変えてあります)
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト