子供を本気で応援すれば、人口減少の問題に歯止めをかけることもできるし、経済も良くなっていくという主張は、リベラルな人たちは普通に言ってきたことだったけど、それを実際にやり、誰が見てもわかる結果を出したのが明石市の泉市長だ。
この人はツィートなんかでも国の政策に強烈な皮肉を飛ばしたりして目立っていたけど、小気味いいですねぇ。最初から最後まで文字起こししたいところですが、いくつかピックアップしてご紹介します。むろんこれ読むより YouTube 聞いてほしいけど。
「明石市独自の5つの無料化と言っていますが、すべて所得制限はありません。(。。。)医療費については18歳まで完全無料です。(。。。)保育料は二人目以降完全無料です。3人目も4人目も、子供の年齢も関係ありません。セコイ要件は足しません。オムツについては1歳まで無料で、家にお届けします。給食費は中学校まで無料、遊び場も親子とも無料にしています。」(1分30秒)
「(養育費の立て替え、別居親子交流、無戸籍児支援、児童扶養手当毎月支給、全ての小学校区に子ども食堂、児相の第三者審査)これら全部全国初です。自慢できることではありません。世界でのグローバルスタンダードは日本ではやっていない施策ばかりなんです。日本がしないから、やむなく、明石市がグローバルスタンダードの施策をしているだけでありまして、私としては子供に対して申し訳ない気持ちで、遅まきながらやっているという認識であります。」(2分15秒)
明石市は全国一の人口増加率になっているそうだ。「しっかり子供に力を入れたら、出生率上がるのは明らかであります。」(5分15秒)
出生率が上がると地域経済も好転し、税収も増える。「明石市はあらゆることにお金を使っていますが、それでも50億円積み足しているのです」(6分14秒)
「子供を応援するのは子供のためだけではありません。私も含めたみんなのための施策と、この発想の転換が一番大事だと思えてなりません。」(7分)
「すべての子どもたちを、街のみんなで、本気で応援すれば、街のみんなが幸せになる。ポイントは(。。。)本気です。フリではないんです。フリをやってられる時代ではありません。本気で子供の応援をするんです。そのことが、まさに、国民みんなのためであるということを語るということが大変重要だと思っている」(7分23秒)
「繰り返しお伝えしますが、お金がないからセコイことをするのではなくて、お金がない時こそ子供にお金を使うんです。そうすると地域経済が回り始めて、お金が回り始めることをぜひお伝え申し上げたいと思います」(6分22秒)
また、国に対する批判も堂々たるものである。
明石市独自の子供の医療費無料化を推し進めたところ、国からの嫌がらせを受けたそうだ。
「たとえば明石市では子供の医療費無料化をどんどん拡充を図って、18歳まで無料化をしました。何がおこなわれたか。国による嫌がらせです。1800万円も国のお金【地方への交付金?】を減らされています。どういうことですか? 国は地方を応援しているんじゃないんですか? 子育てに頑張る地方に対して仕打ち(?)するようなことをやめていただきたい。」(10分10秒)
「(児相の充実化について)国のルールを守っていたら子供が死ぬ。どうして子供がこんなに死に続けるのか、国のルールが間違っているからです。」(12分50秒)
泉市長が強調しているのは所得制限などというセコイ枠を決めるな、すべての子供たちへの支援が大切で、そうした方がお金がかかるとしても、効果が大きいということだ。
「所得制限したら予算は減ります。でも効果は薄いです。所得制限をかけない方が出生率も上がり、経済も良くなるんです。お金はかかりますけど、効果はより大きいんです。」(14分40秒)
泉市長の話の中で、何度も繰り返し「セコイお金」ではなく、そしてやってる「フリ」ではなく、本気の支援と言われるけど、これ明らかに今の自公政権や大阪の維新政治に対する批判だろうね。
これだけ説得力のある話、維新の松井や吉村にできるか? しかも実績に裏打ちされているしね。明石市が羨ましい。
追記 漢字変換の間違い多数だったので直しました。6/12, 15:30
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