
TV の中では専門家でもないのに、大所高所からウクライナ戦争について人々に解いて回っている人がたくさんいる。いや、仮に専門家であったとしても、今日の東京新聞「本音のコラム」の宮子あずさの言っていることは意識しなくてはならないと思う。
「命がかかる緊急時には、自ら選んだわけではない状況で、ぎりぎりの選択を迫られてしまう」「戦うか戦わないかの選択を分けるのは、思想以上に成り行きが大きい」「生き死ににはさまざまな偶然が関与する。これをわかっておかないと、必要以上に他人の思想を問う、過酷な人間になりかねない。」
後戻りなどできるはずもないまま、どうしようもなく先へ向かって流れていく時間の中で、決断などできない状況にあって、偶然そうなってしまう、そんな状況にいる人たちのことを想像すること。いまここにいる僕にできるのはここまで。
「死んだ者の名前をリストアップせよ。死んだ者の数ではないぞ、一人一人の名前を書き出せ」(エルマンノ・オルミ監督の映画「緑はよみがえる」より
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2548.html)
「死んだのは、そしてこれからまだまだ死ぬのは、何万人ではない、一人一人が死んだのだ。一人一人の死が、何万にのぼったのだ。何万と一人一人。この二つの数え方のあいだには、戦争と平和ほどの差異が、新聞記事と文学ほどの差がある」(堀田善衛「時間」
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2340.htmlより)
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