いやあ、エマヌエル・ブーフマン、最低のシーズンだったんじゃないでしょうか。
今シーズンは最初からツールではなくジロに焦点を当てていく予定だったのですが、そしてそのための準備もうまくいっていて、春先のバスク一周などでも総合13位、ステージ5位なんかがあって、順調な仕上がりかとおもわれたんですがね。ジロでは途中11ステージで総合6位まで上げていったんですが、落車リタイア。
で、急遽ツールに割り込み出場。おかげでスプリンターでツール出場の約束があったアッカーマンが押し出されるように参加できず、アッカーマンはへそを曲げてボーラから出ていくことになりました。しかもそうやって出場したツールもパッとしないまま、総合33位どまり。
期待されたオリンピックも同室のゲシュケのコロナ陽性のとばっちりを食らって、本人は陰性だったものの、ゴタゴタのおかげでまるでパッとせずに終わりました。その後、こんどは本当にコロナに感染して、8月のドイツ一周は危険。秋のクラシックに調整しようとしたものの、結局それもだめで今シーズンを終えました。
ブーフマンの話。「ジロの前までの準備は最高にうまくいっていたし、終盤にむけて調子をあげていくという計画もうまくいっていた。ジロのために準備していたのに何にもならなかった。今シーズン最大の失望だった。何ヶ月もかけて準備して行ったのに、自分ではどうすることもできない落車でパアになってしまった。辛いことだよ。
急遽出場のツールもとてもいいレベルにあったんだ。ところがアルプスで風邪をひいてしまって、最後の山岳ステージでは力が出なかったんだ。もう今年は僕の年ではなかった、そうとしか言えないよ。
来シーズンに向けてのモチベーションは高いよ。目標は変わらないね。グランツールでの表彰台は目前だよ。ジロでの成績や調子を見てみれば、あのコースは僕に向いていたんだ。準備が正しかったという自覚はある。
来シーズン、ジロかツールか、どっちにするかはまだ決まってないけど、ジロはTTが短いし、最終週の山はかなりきつい。僕に向いていると思う。ツールの方も山が多くて非常にきついから僕向きだ。だけど最初の週は風が強い地方だし、ルーベのステージもあるし、どうかな、最初の1週間のリスクはツールの方が高そうだね。」
2019年のツールでは総合4位だったから、期待値は大きいんだけど、どうも地味ですね。来シーズン、もっと目立つ活躍をしてくれるといいんですがね。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト