まあ、あることは知っていたけど、あまり関心なかったんですが 苦笑) 男女それぞれ3人ずつでのチームTTのリレー形式による種目、ミックス・リレー。
チームTTって昔プロとアマに分かれていた時にはアマチュアの部に、4人による100キロチームTTというのがあって(女子は50キロ)、これはできるだけ平坦で直線路25〜50キロを往復、または2往復するレースでした。日本の宇都宮での世界戦では高速道路を封鎖してやったはずです。
まあ上りも下りもほとんどないようなコースで、テクニカルなコーナーもない。当然のようにソ連とか東ドイツとかのガタイのでかい選手を揃えたチームが強かったと思います。宇都宮もどっちかが優勝でもう一方が2位だったと思います。
チームTTってただ淡々と写してたらあまり面白くないんですよ。グランツールでもときどき種目に入るけど、いつも思うんだけど、これって最後の数キロの選手の表情が絶対面白い。そこをバイクで並走して選手の顔をアップで写したら、絶対絵になるし良いと思うんですけどね。
チームのうちで一人は脱落していいので、かつての100キロだと3人目、今回のミックスリレーも2人目のゴールがタイムになります。だから一人脱落した後のプレッシャーはきっとものすごいものがあるでしょうね。そんな選手の顔をアップで並走しながら写したら絶対面白いと思うけどなぁ。
というわけで、今回のミックスリレー、男子はトニ・マルティン、ニキアス・アルント、マックス・ヴァルシャイトの三人、女子はリーザ・ブレンナウアー、リーザ・クライン、ミーケ・クレーガーの三人で、それぞれ22キロのコースを走り、二位のオランダに12秒差で優勝でした。
レースの展開としても面白かったようです。男子が先にスタートですが、男子だけだと、フィリッポ・ガンナ・エドゥアルト・アッフィーニ、マッテオ・ソブレロのイタリアチームが20秒近い差でトップタイム。ところが女子が失速して37秒差で3位に転落。
一方の女子はオランダが、男子が7位だったのを猛然と追い上げて女子の最高タイムを叩き出したんですが、結局男女ともに2位だったドイツが総合でトップになりました。
マルティンの話。「最高の結末です。そうでしょう? 金メダルを胸に自転車競技の舞台から降りるんです。夢見たいな話です。これ以上の結末を思いつきません。チーム全員、特に女性陣に感謝しなくてはなりません。今日は彼女たちは本当にすごかった。この一週間は本当に楽しかった。金メダルを取りたかったから、今夢が叶ったわけです。みんなでお祝いします。
自分のキャリアを終えるのに、いろんな想像ができますが、最も美しい終え方でしょう。いつもどうやって辞めたいかを考えてきましたが、チームがこんなことを可能にしてくれたことに感謝します。表彰台の上で「さよなら」できたこと、そしてファンの皆さんからも「さよなら」と言ってもらえたことは、とても誇らしく思います。
今はキャリアを終えることを悲しいとか寂しいとは感じていません。ただただ金メダルに満足しています。」
トニ・マルティン、8枚目のアルカンシェルです。最初のアルカンシェルは2011年9月23日、つまりほぼピッタリ10年前のことで、10年で円環が閉じたようだとも言われています。
拙ブログでもマルティンのサブカテが作ってあって、最初の頃から頻繁に登場していた選手でした。彼のセリフはちょっと硬めな、ク●真面目な雰囲気で紹介したのも思い出されます。
しかし、このところマルティンの話題と言えば、日本でも有名になっちゃったツールの観客による集団落車ぐらい 苦笑)でも、これでおしまいかと思うと、ちょっと寂しいものがあります。拙ブログとしてもずいぶん楽しませてもらいました。ありがとうとさようならを言いたいと思います。
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト