
2010年のドイツ映画ですが、例によって見る人を選びます 笑) 23年間を隔てた少女連続殺人事件が描かれるんですが、犯人は最初からわかっていますから、その犯人が警察などにどう追い詰められていくかのサスペンスかと思いきや!
ハリウッド映画だったら犯人の凶悪さを強調して、もっと緊迫感のあるハラハラドキドキ、最後はカタルシス〜となるものにするだろうと思うけどねぇ。主役の二人は23年前と現在と、髪の毛を当時流行りの長髪にしててうまく演じ分けていて違和感なかったです。
そして、ドイツの郊外の風景のきれいなこと!! ハリソン・フォードの「刑事ジョン・ブック」なんかを連想しました。何しろ一面の黄金色の麦畑の滑らかなカーブとその向こうに見える黒々とした森のコントラストが夢の中の風景のようです。
しかし、なんちゅう結末や!! 警察の上官のトンマぶりにイラつかされるし、リアルにいえば、アリバイとかもっと裏どりするんじゃないかと思うんだけどねぇ。。。サスペンスではなく、テーマは友情の物語か?? 君は友人のために死ねるか? いや、冗談半分ですが、どうにも解決のつかないモヤモヤ感が残る映画でした。そういえば
以前紹介したスイス映画の「まともな男」のラストも同様にモヤモヤ感が無茶苦茶残る映画でしたっけ。こう言うのが好きなドイツ語圏の観客が結構いるってことですかね? アメリカだったら間違っても観客が納得しないだろうなぁ。暴動が起きるかも 笑)
ただ、ラストはある意味ここから新たな物語が始まるとも言えます。続編が作られると言う意味ではなく、見た人に委ねられるんだろうけど。
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