南ドイツ新聞という、まあリベラルとレッテルを貼られているドイツの全国紙では明確に安倍辞任を「
政治的な観点では安倍の辞任は日本にとって本当に福音だ (in politischer Hinsicht ist Abes Rücktritt tatsächlich eine gute Nachricht für Japan)」と言ってますね。
まあ、別に外国の評価なんてどうでもいいんです。ただ、病気で止めるのが「お気の毒」という今の日本を覆っている雰囲気、これって本当にみんなそう思っているの? それともマスコミの情報操作? 昔、大平正芳と言う総理大臣が選挙期間中に亡くなったことがありました。これによって「香典票」なんて言われたんだけど、直後の選挙は自民党が圧勝したんですよね。日本の有権者なんてこんなもん。
ただ、そうは言っても、大平は古き良き時代 苦笑)の自民党の政治家で、間違っても自分を批判するマスコミや有権者を「こんな人たち」なんて言わなかった、いや、そういう発想なんかなかったでしょう。自民党の政治家たちだって野党との「対話」を重視する姿勢は決して崩さなかった。そして実際に大平の時代、日本は一億総中流と言われ、働けば普通に生活できたし、今使われている意味での「自己責任」なんて言葉は存在しなかった。公的な場でヘイト発言などする人はいなかったし、憲法を変えたいなんて公的な場で言う政治家もいなかった。政治家の憲法遵守義務をわきまえていたんだろう。
安倍がこの8年近くで何をしたでしょう? 具体的なことはともかく、僕は社会がこぞって安倍的になったと感じています。安倍的とは? 人々には自己責任を問いつつ自分は責任など間違っても取らない。責任を問われれば隠蔽・削除・改竄し、他人のせいにする。本来忖度は勝手にするものだったはずが、安倍の場合は忖度を強要している。社会を見るとそんなプチ権力者が増えたと思いませんか?
それこそ頭が腐れば全て腐る。
そして、ヘイトの野放し。ご本人はヘイト的発言はしないかもしれないけど、安倍がトップに立って以降、世の中にヘイト発言が異常に増えたと思いませんか? 安倍の意向に沿った忖度なんじゃないのか? 総理大臣になってからは確かにヘイト的なことは言ってないが、
安倍には前科がある。拙ブログでは何度も書いたけど、安倍の時代、これは明治以後の政治史上最悪の時代として記憶されるだろう。この後誰が総理大臣になるか知らないが、おそらく安倍的社会はもうしばらくは続くだろう。安倍の時代はまだ終わってない。
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