このところ東京はコロナ感染者が50人以上が続いている。そしてその数字に続けてそのうち半数は水商売関連だと言う。何か嫌な感じがしてならない。そもそも検査そのものが偏っているわけで、「夜の街」の従業員たちが定期的にPCR検査を受けているんだから、彼らの間から感染者が出るのは当たり前だ。検査していないところからは患者は出るはずはない。
こうして「夜の街」とか「パチンコ」とか「カラオケ」とか「ライブハウス」とか、なんとなく遊びの分野が目の敵にされている。今朝の東京新聞では精神科医の香山リカがこんなことを言っている、「同調圧力の中、我慢を強いられてきた人たちの感染への不安に加え、自由に遊ぶ人への羨望や妬みもある」
その通りだと思うが、それと同時にこれって「自業自得」とか「自己責任」という言葉と直結しているような気がしてならない。そしてそれはそのまま都知事の無策を受け入れることにも繋がるような気がする。現職都知事がコロナ対策に関してほとんど何もしてこなくても、感染者の半数は遊んでいるやつらだという印象を醸すことで、現職都知事はそれなりにやっている、ただ、遊んでいるやつらが自業自得で感染しているという印象を与えることができるわけだ。
遊びと仕事、どっちが重要かなんて天秤にかける話ではないよね。ホイジンガの「ホモ・ルーデンス」という古典的名著もある。人間の文化活動は遊びの要素から成り立っているんだよね。
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