消費税が必要だというのは、結構刷り込み効果って大きい。僕も山本太郎の話を見聞きするまではしょうがないのかな、ヨーロッパ行けばもっと高いしな、となんとなく思い込んでいた。
デンマークなんかは消費税28%だけど、老後のために貯金する人がいないし、学費は無料だし、それどころか大学生には月々日本円にして10万円ぐらいのお金が配られると聞いたこともある。そういう社会保障のために高い消費税は仕方がないのかな、と。
だけど、これが大ウソだと言うことをわからせてくれたのが山本太郎だった。まずもって、前回5%から8%にあげた時、安倍政権はなんと言ったか? この3%上乗せ分は全額社会保障の充実・安定化に使うと約束したのだ。

だけど、実際は、この3%の全額約8兆円のうち社会保障に使われたのは16%だったそうだ。つまり、国家ぐるみで詐欺を働いたのだ。そもそもその後、社会保障が充実どころか低下させられているのは明らかだろう。老人の医療費だって上がる。最初はある程度の所得がある金持ちの老人だけだが、いずれみんな上がるだろう。
少し前のTVでも10%に上がった時の街の声として、これから先社会保障を充実させていくためには仕方がないのではないか、と話す人が何人か出ていた。つまり、国の借金は国民一人当たり800万円分とか、国が破産すると言って、これからの高齢化社会で消費税増税は仕方がないのではないか、と思い込まされている。さらに、TVやマスコミで、消費税を上げないなら社会保障費を削らなくてはと発言するような政治家や有識者たちがたくさん出てくる。これによって、消費税が何か社会保障のための目的税のような印象が与えられてしまうのだ。
財源はある。山本太郎が言ったことで知られるようになったが、これだってずっと言われていたことだ。税金の法人税と所得税の取り方を変えれば良いだけだ。山本太郎が言っているもう一つの方法、国債を発行するというのは僕にはよく分からないが、少なくとも、税金をあるところから取れ、ないところから取るな!というのは普通に納得できる話だ。
しかし、財源がどうこう言う以前の問題として、消費税が3%でスタートした時からの累計額が260兆以上、それと反比例するように、法人税の税収減は200兆近いという事実を見れば、大企業に金を貯めこませるために金持ちも貧乏人も関係なく消費税という税金を徴収しているというシステムになっているのは明らかである。消費税は社会保障のための目的税ではない。そんな目的のために徴収されているわけではない。
以上、上に書いたことは、ほとんど全部山本太郎の受け売りだ。だから本当はYouTubeにたくさん上がっている映像を見た方がいい。だけど、自分でも納得しておきたいので書いてみました。
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