ボーラには年齢的にも同じぐらいのオーストリア人が4人いますが、どうもどの選手も帯に短し襷に長し感が拭えませんねぇ。そんな中で今年のオーストリアチャンピオンになったのがコンラートでした。これが彼のボーラでの初勝利でした。
「オーストリアチャンピオンは最終的に僕が一番ラッキーだったってことだよ。僕は限界だったんだ。最後の1キロはとても持つはずなかったんだ。チームメイトのミュールベルガーのおかげだよ。」
今年はマヨルカ・チャレンジの4つのレースのうち3つで10位前後の成績を上げて良いスタートを切ると、ムルシア一周の2ステージのレースでは4位と5位で総合4位。そのあとのアルガルベとパリ〜ニースではパッとしなかったものの、バスク一周で総合9位となって、アルデンヌクラシックへ順調な調整ができました。
アムステル・ゴールドは26位に終わったもののフレッシュ・ヴァロンヌでは7位、LBLで13位とどれも先頭集団で粘りきりました。さらに
ツール・ド・スイスでの総合3位はエガン・ベルナルとローハン・デニスに次いでのものですから、特筆ものですね。
ただ、オーストリアチャンピオンマイヨで出場したツールは第1週目で二度の落車で力を発揮できませんでした。
「ツールで上位になりたければ、自分の持っている能力を100%使い切らなくてはならない。でも落車の打ち身と擦過傷が痛くてそんなことはできなかった。」
ツールで本来の力を出せれば、ブーフマンにとっても大きな力になったんでしょうけどね。しかしツールの後のクラシカ・サンセバスチャンでは6位。オーストリア人としては最近30年間で一番良い成績でした。
ただ、9月以降は出場レースも単発で世界線も途中リタイア、コンラート向きと思われたイル・ロンバルディアもパッとしないままシーズンを終えました。
来年初頭には子供が生まれるそうなので、モチベーションは一層上がることでしょう。来シーズンはジロへ参加が決まっているようですが、コンラートはオーストリアの最東端、ハンガリーとの国境近くに住んでいるそうで、来年のジロはハンガリースタートですから、特に楽しみにしているようです。
「ジロの最初の方のステージは僕のうちの前を通るみたいなもんなんだよ。特に第二ステージのゴール・ジェールはオーストリアの国境の町だからね。レースプログラムもジロをハイライトに設定することになると思う。ジロの前の最後の調整は4月20日から5ステージで争うツアー・オブ・ザ・アルプスになる。イタリアとオーストリアがコースになっているこのレースを、オーストリアチャンピオンマイヨで走れるなんて夢みたいだよ。来シーズンのもう一つのテーマはオリンピックだね。前回のオリンピックは出られなかったから、とても楽しみだ。」
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