18年の汚名返上とばかりに始まった今シーズンでしたが、なんとびっくりの引退となりました。まだ31歳。スプリンターとしては全盛期は越えたと言えるのかもしれないけど、まだまだやれるはずだったんですけどねぇ。
今シーズンを振り返ると、出だしはそれほど悪くなかったんですよね。2月初めのマヨルカでのトロフェオ・パルマで優勝し、少しあとのクラシカ・アルメリアでも2位。2月終わりのUAEツールでもステージ3位になっていたんですけど、本人はまるで満足いかなかったようです。
「はたから見てれば順調なスタートに見えたかもしれねぇ。でもな、俺自身はまるで満足できねえスタートだったんだ。プレッシャーが半端なかったし、この程度の成績じゃあ、熱い石に水を一滴垂らしたみたいなもんだったんだ。後から考えれば、本当に深刻な事態になる前の一瞬の輝きみたいなもんだったんだろうな。何を期待されているかはわかっていたからな。」
3月のパリ〜ニースでは何もできないままリタイア、4月半ばの、これまで5勝しているスヘルデ・プレイスでも、最後は落車もあって99位のゴール。そしてこれがキッテルのプロ生活最後のレースになりました。5月初めにカチューシャとの契約を解除、当初は一旦休養して戻ってくるつもりなのだろうと思っていたのですが、ツールの後
8月終わりに突然引退を決断、「トップアスリートであることを人生の質(ライフ・クオリティ)を失うことより大切だと感じられない」と言う
キッテルのブログを、拙ブログでは紹介しました。
プロでの勝利数は89、そこには14のツールのステージ勝利と4つのジロでの勝利が含まれます。
「驚きの頂点もあった俺のキャリアを思い返すと、誇らしい気分になるけど、辛い瞬間もいっぱい思い出される。バランスが取れてるぜ。今は俺の家族や新しい計画のために時間があるのが嬉しいよ。トップアスリートとしてトンネルの中を突っ走ってきたけど、今は自転車のプロ選手という俺の人生の中の最初の素晴らしい章を閉じて、新しい次の章へ移るのが楽しみだぜ。」
来年のさいたまクリテも来るんですかね?
よければ、下の各ボタンをポチッとお願いします(まあ、大した意味ないですので、ポチッとしなくても構いません。おまじないみたいなもんです 笑)

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト