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ドイツ人選手のツアー・オブ・ジャパン日記(3)

2019.05.21.23:33

rsn のレース日記、ザウアーラントのルイ・ライナウの第3ステージが早くも登場。ところが、これがまたまた結構長いです。こればっかり 笑)


いなべからおはよう。今日もまた2時間のドライブで、明日のステージのスタート地点の美濃へ向かうバスの中からだよ。ところで、僕らはいつも同じ二つのチームで一緒にバスに乗るんだ。だから自然とそれぞれの定位置が決まってくる。バスの運転手も含めて客室乗務員もいつも同じ。だからステージの前後はいつも同じ顔。

僕の好みからいえば、もう少しゆっくり、時間的に遅めに始まってくれた方がいいなぁ。だって今日も目覚ましは6時に鳴ったんだからね。そしていつもの朝のバタバタだ。まずは荷物を預けて、そのあとはいつものライスの朝食。そしてそのすぐ後にはバスでスタート地点へ向かうんだ。

今日は127キロで、周回コースを8周するプログラムだった。ものすごい登りが含まれて、全体で1700メートル登るんだ。夜は激しい嵐だったし、朝まで雨が土砂降りだった。ドンピシャ、スタートの時になって再び太陽が出てきて、気温も27度に上昇した。

レースが始まってすぐにうちのチームからなんとか逃げグループに一人送り込みたかった。それは何度もうまくいきそうだったんだけど、イタリアのニッポ・ファンティーニが、今日は何としても山岳ジャージを守りたいと思っていたから、誰も逃げさせてくれなかった。そう言うわけでスタートして最初の1時間は目一杯走り、登りになると集団は繰り返しいくつもの小さなグループに分断したけど、長い下りでみんなまた一つにまとまった。

3度目の山頂通過でニッポの選手が山岳ポイントを集めた後にやっと、うちのチームのペール・ミュンスターマンが穏やかなレース展開を利用して、もう一人の選手と一緒に集団を抜け出して、今日の逃げグループ、と言うか逃げデュオを形成した。

ペールが長い逃げを実行している一方で、僕とチームの他の選手たちはもちろんただ足を休めていたわけではないよ。昨日もそうだったけど、今日もたくさんのテクニカルなパッセージがあったし、狭い場所があって、その前になるとポジション争いが激しかったんだ。

おかげでペールと彼の同行者は残念ながら大きな差をつけることはできなかった。だけど彼は立派に戦ったし、最終週まで頑張ったんだ。途中で彼は山岳賞とスプリント賞のポイントを積極的に集めた。

僕としてはペールは今日の僕らのヒーローと呼びたいね。何れにしても彼の走りでそう呼ばれていいと思うね。それに対して、アダム・トウパリクも今日はやったね。最終週で彼は集団の中の牽制を利用してあがっくして長い最後の下に入った。もう一人、オーストラリアの選手と一緒に彼は最後まで逃げてゴールした。

もう少しで大勝利だったんだけどね。だけどちょっとスプリントの足が足りず、ステージ2位で満足しなければならなかった。もう少しのところで新人賞が手に入ったところなんだけど、1秒差で2位につけている。総合では現在3位だ。

そう言うわけで、僕らにとっては実り多いレースだった。さて、もうすぐ美濃のホテルに到着だ。今日はこれでお別れだ。

サヨナラ、また明日。


というわけで、第3ステージは優勝はオーストラリアのベンジャミン・ヒル、2位がトウパリクでした。ライナウ兄弟が今度はルイが57位、ヨアンが38位でした。どうもここまではこのレース日記を書いた方が順位が後ろです。


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プロフィール

アンコウ

アンコウ
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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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