くだんの維新の議員(維新は除名になったようですが、維新にはこの手の奴が多いから、あえて維新の議員とします)のニュースを見ていて、昔のことを思い出しました。このブログを始める前だから00年代だったと思う。ネットのどこかで(2チャンネルとかではなかったと思うが。。。)戦争をするのは国家としての権利であって、それは紛争解決の一つの手段なのだ、と書いている人がいて、そのコメントには驚くほど賛成の意見が連ねられていた。
思わず頭に血が上って、戦争というものを全く知らず、ゲームのように語ることを批判するコメントを書いたら物凄い勢いでいくつもバッシングコメントがつけられて呆れたことがあった。目立ったものには一つ一つ反論を書いたし、そもそも戦争になったらあんたたちもあんたたちの家族も死ぬかもしれないんだぞ、戦場へ行く覚悟があった上でこんなコメントを書いているのか、と言ったら、みんなが口を揃えたように、戦場へ行くのは当たり前だ、自分にはその覚悟がある、家族を守るためなら云々とあって、めまいがしたものだった。
今思い返せば、あそこにコメントをつけていた連中はゲームのような戦争や、湾岸戦争のようなお茶の間で見ている戦争のイメージしかなかったんだろう。彼らは本当に戦争になったら、戦場へ行かされる。そういう立場の人間がそういう戦争肯定の言葉を書き連ねることに呆れたものだった。
無論問題はそんな好戦的な一般人ではなく、好戦的な政治家だ。彼らは自らは戦場へ行くことはまずない。進軍ラッパを吹きながら、自分たちは弾の飛んで来ないところに隠れている。そんな立場にあるものが戦争することもありだと言えてしまう世の中が恐ろしい。挙げ句の果てにそれを批判されたら言論の自由の危機だと騒ぎ立てる。
もっとも、この「言論の自由」と言う言い方をする政治家は結構いる。安倍だって何度かこの言葉を言っている。なぜ、それをマスコミは取り上げ反論しないのか? 言論の自由というのは権力があるものを批判する自由だ。権力があるものが言論の自由を振りかざしてなんでも言えるというわけではない。トップがここまで劣化すると、下のものも劣化する。
だからこそ、デンマークの陸軍大将による「戦争絶滅受合法案」は、全ての国が憲法に書き込むべきである。曰く、
「戦争行為の開始後又は宣戦布告の効力の生じたる後、十時間以内に次の処置をとるべきこと。即ち下の各項に該当する者を最下級の兵卒として召集し、出来るだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わしむべし。
一、国家の元首。但し君主たると大統領たるとを問わず、尤も男子たること。
二、国家の元首の男性の親族にして十六歳に達せる者。
三、総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。
四、国民によって選出されたる立法部の男性の代議士。但し戦争に反対の投票を為したる者は之を除く。
五、キリスト教又は他の寺院の僧正、管長、その他の高僧にして公然戦争に反対せざりし者。
上記の有資格者は、戦争継続中、兵卒として召集さるべきものにして、本人の年齢、健康状態等を斟酌すべからず。但し健康状態に就ては召集後軍医官の検査を受けしむべし。
以上に加えて、上記の有資格者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦又は使役婦として召集し、最も砲火に接近したる野戦病院に勤務せしむべし。」(
http://www.komakino.jp/no-war.html からお借りしました。)
これらの文言を憲法に組み込むと言うのなら、僕も憲法改正に賛成する 笑) それはともかく、話を戻せば、あんな議員がいるから、そして安倍だって本心では同様のことを考えていてもおかしくなさそうなだけに、憲法9条って絶対守らなくちゃいけないんだね。
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