誤解を恐れずに言えば、沖縄の人たちはみんな、たとえ今回の住民投票で反対が多数になったところで安倍の方針には何ら影響を与えないだろうと知っていただろう。それは投票前から安倍政権がすでに予告していたことだったし、投票したって結果的にはそれが反映される可能性はほとんどないだろうと思っていたはずである。だから投票率は50%を超える程度で止まったのだろう。雨でもあったそうだし、「どうせ」という気持ちになるのは想像できる。
どうせ変わらないと。政治に失望して期待できないと思い棄権する。これは安倍の思う壺だ。ここまでデタラメなことをしてきた政権はない。周りの者の忖度? 本当にそうなのか? ここまで続くと安倍が指示しているのではないか、そういう疑いを抱かない方がおかしいだろう。
こうしてデタラメをやられて、またかよ、と国民は思い、だけど個人が何かしたところでそれは変わりそうにない。政治なんかに関心を持つのは馬鹿らしい。そうして選挙で棄権すれば、喜ぶのは組織票を持つ政党だ。森喜朗がいみじくも「無党派層は寝ててほしい」と言ったのは本音だろう。だから、今のようなデタラメをやればやるほどますます政権は安泰なのである。
こんな時代だからこそ、拙ブログのモットーに書いてあるガンジーの言葉を読み直したい。
「あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、 それでもあなたは、それをやらなければならない。 それはあなたが世界を変えるためではなく、 あなた自身が世界によって変えられないように するためです。」
沖縄の投票に行った52%の人たち、特にそのうちの72%の人たちの気持ちにも、きっとこのような決意があったに違いないと思う。
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