
© radsportnews.com
というわけで、自転車の話題。少し前にパリ〜ルーベの超有名セクションアランベールの森の石畳をモルタル入れるなんて話が出てて、イメージが全く掴めなかったんですが、デーゲンコルプなんかもそれに賛成意見を述べたりしてますね。こんな事情。
パリ〜ルーベって私が初めて見たビデオは1985年のマルク・マディオが優勝したやつで、アメリカのTVで放映されたものでした。何しろドロドロで、パリ〜ルーベのイメージは常にこんなでした。実際その前後も常に水たまりがあったりドロドロのセクションがあったりしたんですね。だからゴールした選手の顔はみんな泥人形みたいでした。

© Winning
これは当時のウィニング誌に乗っていたその年のゴール後のレモン。
ところが、21世紀に入って、本格的にドロドロの雨降りのパリ〜ルーベはずっと少なくなってます。特に最近16年間は常に乾いたレースが続いています。しかし、雨が降った時のことを考えて、11月に主催者がアランベールの森の石畳区間にモルタルを流し入れると発表したんですね。

© L'Equipe Paris Roubaix Une Journée en enfer
現時点で最後のドロドロのパリ〜ルーベになる2002年のゴール後のシャワールームです。誰だかわからないどころか、どこのチームかだってわかりません。
この区間は石と石の間から雑草が生え、石を覆っているところもあって、それが濡れたらとてつもなく危険だということです。しかもこの森は自然保護の規定から除草剤などを使うことができないそうで、これまではレースの前に燃やして除草していたんだそうです。
そこで出てきた案が高圧洗浄機で綺麗に草を取り除いた後、石畳の間にモルタルを注ぎ込むというもの。アランベールのセクションは2.4キロあるんですが、最初の800メートルをそうする予定だそうです。難しいのは、石と石の間を埋めるモルタルの量ですね。完全に石と同じ高さになったら石畳じゃなくなってしまいますからね。
というわけでニュースを聞いた時にはアランベールの石畳区間を走り易くしちゃうのかと思ったら、雑草対策のようです。去年のパリ〜ルーベでは死亡事故も起きたから、主催者としても重大事故は避けたいところでしょう。

© L'Equipe Paris Roubaix Une Journée en enfer
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