というわけで久々の総括シリーズ。ペストルベルガーは17年のジロの第一ステージで、ものすごい勝ち方しちゃったので、期待していたんですが、そういう意味ではパッとしなかったですね。
「残念だけど春のクラシックシーズンはまるで何もしなかったね。でもそのかわりにシーズン後半は自分のパフォーマンスを高めることができたと思っているよ。
春のクラシックシーズンが始まる前にジロのために準備を始めたんだ。去年のジロの再現を狙ったんだけど、自分の体の声に耳をすませることができなかった。プロとしてはやってはいけない初心者のミスだ。
チームの指導部と一緒にフォームを作り直すことからはじめなければならなかった。後から考えれば、正しい決断だったと思う。おかげで初めてのツール出場がかなったし、後半はうまく行ったよ。ツール直前のナショナル選手権で勝てて、オーストリアチャンピオンマイヨでツールに出場できたからね。
だけどアシストだったから日陰者の立場で目立つことはできなかった。このスポーツは複雑で、アシストの重要性はまだまだ認識不足だ。僕はエースをアシストするっていう大きな責任を負わされていたんだ。ワールドツアーレースでは小さなところが成功への大きな秘訣になっているんだ。
故国での世界選手権は生涯最初で最後の体験だった。自転車競技に追い風が吹いていると感じたよ。来年のヨークシャーでの世界戦には是非出たい。今年よりもずっと僕向きだと楽しみにしている。
来シーズンはまず春のクラシック、ついでツール出場を目指すよ。ボーラ・ハンスグローへチームとの契約は2020年まで決まっている。比較的小さいステージレースではエースを任されそうなんだ、楽しみだ。モニュメントではさすがにぺテル・サガンのアシストをすることになるけど。
目下の僕はまだ経験不足だし、責任を追いきれない。」
さて、17年のジロではステージ優勝だけでなく、オーストリア人初のマリア・ローザでしたからね。もう一度ああいう勝ち方を見たいものです。

にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト