たまには自転車のことも書かなくちゃ、自転車ブログになりませぬ。
というわけで、今年の夏にフレーリンガーのブエルタツィッター日記でちょっとだけ触れられていた選手たちの組合CPAの話題が rsn に載っていました。
この選手たちの労働組合CPAの議長はブーニョがやってるんですね。このCPAが、選手たちの人権を無視するようなドーピングコントロールのやり方に抗議の声を上げています。
ことの発端はクイックステップのピーテル・セリイが、フランドルの自転車競技のお祭りに出席していたところ、ドーピングコントロールのために職員が現れ、やむなくその場を離れなければならなかったことをツィートしたんですね。
1時間ぐらい待ってくれたっていいじゃないか、二週間で2回目だぜ。金の無駄遣いだろ!という塩梅で、これに反応してブーニョは「すでに結婚式の日や葬式の日、あるいは子どもが学校に上がる最初の日にドーピングコントロールの職員がやってきて検査をした例が報告されている。人権も何もあったもんじゃない。もう十分だろ!」と労働組合として抗議の声を上げたわけです。
選手たちはシーズンオフにもドーピング検査を無視すると「検査できず」とされ、これが3回あると出場停止処分となります。どこにいるかも常に報告しなければならず、大変なストレスではあることでしょう。しかも選手たちは(これは世界中のアスリートに共通)アンチ・ドーピング・システムのために賞金の2%を自動的に取られることになっていることからも、アンチドーピングの重要性はわかるが、選手の人権も守ってくれということみたいです。
まあ、ほとんどの選手はドーピングなんかしてないんだと信じますが、そうは言っても今年だけでもドーピングチェックで引っかかって出場停止処分になっている選手はいるわけで、なかなか難しいし、悪意を持ってドーピングしてるようなのは論外にしても、ビミョーなグレーゾーンというのは存在しているようだし、なかなか悩ましいところではあります。

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