時々、武田鉄矢(てつや)と間違える人がいます 笑)が、間違えられたら武田砂鉄(さてつ)は本気で怒るでしょうね 苦笑)
僕らは忘れやすい。あろうことか、マスコミも忘れやすい。この本はここ数年の安倍とその取り巻きたちの嘘やデタラメ行為を思い出させてくれます。だけど、それ以上にあちこちにちりばめられている比喩がものすごく面白い。以前の
この人の「紋切り型社会」でも感じたけど、この人、大した才人です。
心に残った比喩を以下に二つ引用しておきます。何の比喩であるかはあえて書きませんが 笑)
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「他店への文句を言いふらして集客するようなお店に行列ができることはないはずなのだが、悲しいかな、「うちのラーメン、他よりマシですよ!」が行列の理由として機能し続けている」(p.73)
友人から「渋谷・ハチ公前・17時集合でお願いしたい」というLINEを受け取り、その時間に合わせてハチ公前で待っていたところ、「私としては、渋谷・ハチ公前・17時集合とお願いするという意図は全くなく」と新宿のアルタ前から19時にLINEがやってきたら、おおよその友情は壊れると思う。でも稲田理論では、それはあくまでもハチ公前に来たお前の「誤解」だというのである。(p.124)
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しかし、これほどわかりやすい政権がかつてあったでしょうか? 「私たちは繰り返し、ねぇ国民のみなさん、これからあなたたちを騙しますからね、ほら、ほら、今、騙してますからねと公言されているのである」(79)という武田の言葉が実にしっくりくる。
それなのにみんなすぐ忘れてしまう。「国会答弁では、とにかく、議論が深まらないようにはぐらかすことが一義とされ」(p.78)、それでもどうせ国民はすぐに忘れ許容してくれるはずという舐めきった態度。こんな事態を20世紀の僕らは夢にも想像していなかった。驚くべき時代になったものである。
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