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シャハマン、インタビュー

2018.04.22.11:27

フレッシュ・ワロンヌで残り200メートルを切るまで逃げ、最後も着に残ったクイック・ステップのマキシミリアン・シャハマン。フランドルクラシックではニルス・ポリットが将来に期待をもたせたのに対して、一躍アルデンヌクラシックでのドイツの星に躍り出た、という感じです。

もともと15、16年とU23の世界戦個人TTで2位になっていて、拙ブログではすでに何度も紹介しているサンウェブのレンナルト・ケムナとよく似てて、TTの高い能力から将来のステージレーサーとしての期待が高い選手です。

今年3月のカタロニア一周の第6ステージでは逃げてそのまま逃げ切り優勝を飾っています。rsn では滞在中のホテルのそばの森を散歩中のシャハマンに電話でインタビューしたそうです。

「うまくいったね。トップテンは悪くないよ。以前なら、僕は激坂はむしろ苦手だったんだけど、この1、2年でかなり上達した。体重が軽くなったし、比較的短めの集中度の高いインターバルトレーニングを取り入れたからね。はっきりわかるよ。プロ選手たちの集団に入って走ることに慣れてきたから、後ろのほうにいてもレースに関われるようになった感じだ。

【フレッシュ・ワロンヌではニバリがアタックして】その後ジャック・ヘイグが下りで、まるで人生最後の下りだとばかりにものすごい勢いで下ってって、僕は彼についていくことができなかったんだけど、下りきったマース川沿いで再び追いついた。で、僕らは一緒にニバリを引き離すことができたんだ。【ユイの壁の麓で逃げは終わったかに見えたけど、もう一度踏みなおしてヘイグを千切り】一番きついところを超えると、もう一度ちょっとだけ勾配が緩くなるんだ。だけどすぐに二度目のきついところが始まって、そこでまだ30秒ぐらいリードしてたよね。だけど、あの壁はたったの20メートルが永遠の長さなんだよ。

追いつかれた最初の瞬間はもちろんもうガッカリだよ。力ももちろん抜けた。ジュリアン【アラフィリップ】がロケットみたいな勢いで抜き去って行ったから、後ろからは集団スプリントみたいに大集団が追い抜いていくんだろうと思ったんだ。ところが抜いて行ったのは3、4人で他はいなかった。周りを見回したら、後ろが離れているのがわかったから、もう一度踏みなおしたわけ。

【日曜のリエージュ・バストーニュ・リエージュは】やはり逃げに乗りたい。だけどフレッシュよりも距離が50キロも長いんだ。これは大きいよ。ちょっと考えなくちゃね。去年アムステルゴールドを走ったから、今度のは僕にとって二度目の250キロを超えるレースだ。最初から全力を出すのではなく、最後にもまだ頑張れるようにしたい。」

というわけで、今晩のLBLでシャハマンが逃げグループに入るかどうかは微妙ですが、将来は、単に泳がされる逃げではなく、勝ちを狙えるトニー・マルティンのような逃げを企てるような選手になって欲しいところです。



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プロフィール

アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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