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フルーム騒動、マルティンの辛口のコメント

2017.12.21.10:33

というわけで、日本でも一週間ほど前から話題になっているクリストファー・フルーム問題、例によってマルティンは辛口です。

……
私は本当に腹を立てている。クリストファー・フルームの事件では完全に二種類の基準が用いられている。他の選手なら陽性の検査が出ればすぐに出場停止である。だが、UCIは彼と彼のチームには弁明の時間を与えた。最近の同様のケースで、寡聞にも私はこういう例を知らない。本来世界選手権には絶対に出られなかったはずなのだ。これはスキャンダルである。

私も、そして一般的に見ても、印象は、背後にインチキがあって、このケースから彼をどうすくいだすかを検討しようという話し合いがあるに違いないと思ってしまう。彼も彼のチームも、このような特別扱いが嬉しいのだろうか?

このようなやり方は、私やマルセル・キッテルのようにアンチ・ドーピングの戦いを進めてきた選手たちをあざ笑うような一撃である。我々に対する信頼、我々の偉大なスポーツが危機にさらされている。我々は首尾一貫した透明な手続気をUCIの側に求める。今起きていることは一貫性がなく、不透明で、非プロフェッショナルかつフェアではない。
……

と、これがフルームの事件が出てきた12月13日のブログでした。これに対して、やはり反響が大きかったのでしょうね。数日前に新たにブログ更新されました。

……
私のクリス・フルーム事件へのコメントは非常に大きな反響を呼んだ。UCIの代表者までが私に電話してきて、今回の事件がどう扱われているか、詳しく事情を説明してくれた。UCIはこの事件では規則通りに扱っていて、クリス・フルームを特別扱いなどしていない、というものだった。今回のような違反行為の場合は、規則によれば、選手は誰でも弁明の機会が与えられるのだそうである。基準値のオーバーが自然な理由と推定される場合にあたるそうだ。

なるほど、しかしそれでも私は相変わらず非常に腹が立っている。私たちの競技に、アンチドーピングの戦いと私たちへの信頼性にダメージを与えかねない事件が起きたのだ。これまでも行ってきたように、私はさらに今後もアンチドーピングの戦いにおいては強い気持ちで臨みたいし、100%クリーンなスポーツの代表者であり続けたいと思っている。
……

まあ、UCIはアームストロング事件でいっぱい前科がありますからね。コンタドールのクレンブテロール問題の時も、拙ブログでも強く批判したように、明らかなダブルスタンダードがありましたから。フルームの場合どうなるかはわかりませんが。



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プロフィール

アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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