
14勝はチームメイトのフェルナンド・ガビリアとともに、今シーズン最多勝らしいです。しかし、こうしてみると、メルクスは年間50勝なんて年が複数回ありますからねぇ。まあ出場したレースの数も違うんでしょうけど。
で、キッテルですが、春先から良かったですね。ドバイ(ステージ3勝+総合)、アブダビ、デ・パンヌと1ステージずつ勝った後、スヘルデプレイスで記録となる5勝目をあげて、さらにツールの前哨戦となるカリフォルニアとステルZLMツールでも勝利。そしてツールで5ステージ優勝でした。
サガンが物議をかもす失格になったことから、スプリント賞も初受賞できるんじゃないかと思ったんですが、落車リタイアは残念でしたね。シャンゼリゼもあのまま順当に行けば勝てただろうにね。
「俺は大満足だぜ。素晴らしい大成功のシーズンだった。特にツールの5勝は誇りに思うぜ。ただ、ツールの後は、ツールでの落車とそのあとの風邪をひいたことで、パッとしなかったけどな。ハンブルクのサイクラシックスには出たかったし、最後のミュンスターラント・ジロ(4位)でも勝ちたかったけどな。勝ってクイック・ステップとのお別れにしたかったぜ。
俺としてはスプリンターとしての道をさらに追求したいんだ。クイックステップではこの先、それがちょっと難しくなりそうだった。ただ、俺はこのチームで、自信喪失していた時期を乗り越えることができたんだ。そのことをこのチームにとっても感謝している。
来年の目標は今年と同じだろうな。スプリントで勝つってことだ。2018年がどうなるか楽しみだぜ。2017年のレースを見れば、すごいスプリンターはたくさんいるってことがわかるぜ。俺は俺のやるべきことをやって、カチューシャ・アルペツィンのために良いスタートを目指すぜ。
それから、チーム構成からクラシックにも参加するかもしれないぜ。だけど、例えばパリ〜ルーベに出場するかどうかで、チームの目的が変わるわけじゃあないぜ。みんなで一つの目標を目指して、エースのために働くわけだからな。無論エースはトニー・マルティンかニールス・ポリットのどっちかになるはずだぜ。」
今シーズンはツールの後は12レースにしか出場せず、順位もトップテンが2回だけでした。そして6歳若いガビリアがジロでステージ4勝して、来年はツールデビュー間違いなしとなると、チーム内でのキッテルの位置は微妙なところでしたから、移籍はまあ、しょうがないでしょうね。ただ、ツールではガビリアと相まみえることになり、これはこれで楽しみではあります。

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