
34歳といえば、もう大ベテランの部類でしょうかね。BMCで7年走った後、今年故国ドイツのチーム、ボーラへ移籍したわけですが、報われましたね。クラシックでは主にサガンのアシストとして走り、3年ぶりにツールにも参戦。そしてドイツチャンピオンですからね。あのレースもデーゲンコルプを追い詰め、結局最後はブーフマンと逃げての勝利でしたからね。ボーラに所属してなければドイツチャンピオンはなかったかもしれません。
「外国のチームに所属していると、地元に戻っても地元にいる気がしないんだ。それがボーラへ移籍して、しかもドイツチャンピオンになったんだから、大きく変わった。良い決断だった。
クラシックでは調子がとても良かったんだ。でも決定的なところでメカトラで後退してしまった。ヘット・ニウスブラットとパリ〜ルーベは、おかげでどちらも16位どまりだった。
ツールの準備はうまくいって、サガンのステージ優勝にも貢献できたと思うけど、その翌日に彼が失格になってしまって、あれは彼にとってはもちろん、僕らチームにとっても痛すぎた。その後ラファウ・マイカも落車でリタイアしたから、総合狙いはなくなってしまった。でもチームの他の選手たちにとってはチャンスが与えられたってことだった。だけど、そういう切り替えは簡単じゃないからね。でもただパリまで完走できればいいっていうものではなかったんだ。いろいろ試みたけど、あまりうまくいかなかったね。
世界戦はアシストとして参加だったけど、エースのニキアス・アルントと一緒に落車で遅れてしまった。あれがなければもう少し上位にいけたかもしれないけど。
来年に向けたトレーニングはスキーのクロスカントリーをやってる。僕らは年間3万キロもサドルの上にいるんだ。素敵な気分転換になるよ。来年は2月初めのヘット・ニウスブラットからレースに参加して、ティレノ〜アドリアティコをクラシックの準備レースにする。クラシックではやっぱりサガンのアシストだね。この役割は僕に向いている。ペテルが勝てば、それは僕にとっても勝利なんだ。自分のために走れるのはそう多くないだろうね。どこかのステージレースでうまく逃げ集団に混じれたらいいけど。
ドイツ選手権は連覇したいね。毎日このドイツチャンピオンマイヨで走ることができるっていうのはすごい気分なんだ。このマイヨが取れたことが今シーズンの最大の結果だったね。」
というわけで、10年前にはヘント・ヴェヴェルヘムに勝ったり、ツールでもステージ勝利をあげたりしてるんですが、もう一度ああいう派手な勝利を挙げられるといいんですけどね。

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