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ヒトラー対スターリンの間で

2017.09.29.21:49

1930年代始め、ソ連ではウクライナ、ベラルーシなどの地域で、スターリンによる意図的な飢餓作戦により、500万人以上の餓死者が出た。飢餓の直接的な原因は農業の集団化だったが、餓死を引き起こしたのはスターリン政府による政策だった。多くの農民が、他国、特にナチスドイツがソ連を侵略して、自分たちをこの苦しみから解放してくれないものか、と願ったという。

1941年6月、ナチスドイツがなんの前触れもなくソ連に攻め込み、ウクライナやベラルーシに侵攻した。そしてその後4年間で、スターリンが殺させた以上の人々を殺した。1933年から45年までの間で、ポーランド、ウクライナ、ベラルーシなどの地域で、第二次大戦で死んだ人の約半数の数の人間が死んだそうである。その数は約1400万人。(第二次大戦で死んだ日本人の総数は300万前後)しかもこの1400万の数の中には戦死した兵士の数は含まれていない。

以上の話はティモシー・スナイダーの「ブラックアース」と「ブラッドランド」に基づく。この間、この地域に住んでいた人たちはどうすればよかったのだろう?

さて、スターリンとヒトラー、どちらがいいだろうか? 歴史の話ではない、ちょっと過激な比喩かもしれないが、今の日本の話である。 

ちなみに、僕は言うまでもなく、どっちも嫌である。
 


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プロフィール

アンコウ

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あんけ・たつや。欧州ロードレースに興味を持ってすでに30年以上。主にドイツ人選手を応援。特に青田刈りにいそしむ。歳にも関わらず、あらゆる点ですごいミーハー。そのほか好きなものは、読書、音楽はバッハと友川カズキ、北方ルネサンス絵画、映画、阪神タイガース(村山、江夏以来ですが、強すぎないこと希望、弱すぎはもっと困るが)。北欧の社会民主主義に対する憧れ強し。家族構成は連れ合いと娘三人。

* 時々コメントが迷惑コメントとしてゴミ箱に入れられることがあるようです。承認待ちが表示されない場合は、ご面倒でも書き直しをお願いします。2017年8月3日記す(22年3月2日更新)

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