民進党の山尾という女性議員が不倫騒動で離党したそうだ。僕はこの議員がどんな人なのか、実を言うとよく知らない。一方で少し前には元アイドル歌手とかいう自民党の女性議員も不倫騒動で随分騒がれていた。女性に限らず、不倫とかそんなものでのスキャンダルというのは何度も目にしている。20世紀には総理大臣だった宇野は指3本でどうや、と女性を口説いて辞任したんだったと記憶しているし、大臣だった山崎なんとかもパンツ一丁の写真を取られて、笑いながら、これはどうやら俺だと白状した事件なんかもあったように覚えている。ただ、女性議員だと騒がれ方もより大きくなるようだ。おかしなものだと思う。
こうして政治家はどうも清廉潔白ではない、という印象が強まることで、政治不信の雰囲気が強まり、政治離れが加速されていくのだろう。よく考えれば政治家は公人であって、公人の向こう側には当然「私(わたくし)」が隠れているわけだ。
フランスの大統領だったミッテランは記者から隠し子のことを質問された時に、ああ、いるよ、で、それが何か問題かね?と問い返したそうだ。大統領という「公」の仕事と「私」の生活とは別だと、きちんと分けていたわけだろう。
一方で、日本では、こうして堕落している政治家たちが勝手なことをやっている、と一般人は考える。当然政治に何か期待することもなくなる。目新しいこと、威勢のいいことでもなければ、投票にもいかなくなる。組織票だけである程度の票集めができる与党にとっては、政治に関心を持たない国民が増えること=安泰ということなんだろう。しかし、清廉潔白なんてのはフランス革命時の恐怖政治、ギロチン政治を行ったロベスピエールやヒトラーが誇ったことだ。
TV番組などは朝から女性議員の不倫騒動に血道をあげてきたし、今もそうしているが、一般国民はそんな番組を喜んで見ているのだろうか? 作る方も見る方も、みんなどうかしてるんじゃないのか、と思う。

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