始まりましたね。ブエルタ。フルームもアルもバルデもニバリもコンタもザカリンも出てくるので、総合争いが楽しみですが、拙ブログとしてはデーゲンコルプが以前のようにスプリントで何勝もできるか、が気になります。それと出場選手中最年少のサンウェブのレンナルト・ケムナ。アシストでしょうけど、将来のステージレーサーとして、ドイツでは期待されている選手です。あと、ボーラはマイカがエースで、ツールに続きブーフマンと、さらにコンラートも出場です。
さて、拙ブログではこのところすっかりごぶさたでした、サンウェブの小柄なアシストのフレーリンガー。rsnにブエルタを前にしたインタビューが載っていたのでご紹介。もう32歳になったんですね。何しろ地味なアシスト兼司令塔役をずっと続けてきたので、記事になることはほとんどないんですが。。。
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調子はどうです?そしてブエルタでは個人的な野望は?
フ: ポーランド一周ではちょっとした筋肉の損傷があったけど、今はもうなんでもないし、準備はうまくできたよ。うちのチームはとても面白い若いチームだ。僕の使命はこのチームを3週間うまくリードしていくことだよ。チームのうち五人は初のグランツールだからね。スペインでは僕は結構走っているし、その経験をできるだけうまく生かしたいね。
おっしゃる通り、チームは総合上位にいけそうな若い選手が多いですね。どうやって彼らを最もうまく支えていくつもりでしょう?そして、その選手が一番総合で上位に行きそうでしょう?
フ: 総合のエースはもちろんヴィルコ・ケルデルマンだよ。ブエルタは彼にとってシーズンの目標だったし、ポーランドでも調子を上げているのを証明した。チームはヴィルコを完全アシストしていく。チーム内でもこれを徹底させていくのが、僕にとっても大切だ。もちろんポジション争いやボトル運びでの従来のアシストの働きもやっていくよ。僕らのラインナップでブエルタ初出場の五人もみんな非常に優秀な選手だし、初のグランツールに準備万端整えているよ。でも少し緊張気味でもあるから、少しでもチームを落ち着かせることもしたいね。
あなたにとってもブエルタが今シーズン初のグランツールです。ドイツ出発のツールでは暫定メンバーには入っていたけど、最終的には選ばれませんでした。失望しましたか?
フ: もちろんドイツで始まるツールに出られたらよかった。残念だけど補欠メンバーにしかなれなかった。無論急遽出場するかもしれないと備えていたけど、誰かが怪我して代わりになるのを望んではいなかった。
ブエルタはすでに出場9回目です。あなたの目から見て、このグランツールの特徴は?
フ: たくさんの登りですごい雰囲気だけど、きっと一番リラックスできるグランツールだね。極端な急勾配ゴールも特徴的だけど、北の海岸沿いのステージを除けば大体とても暑くて、典型的なスペインのリズムだ。優勝は大体とても遅くとるけど、朝は大抵ぐっすり寝ていられる。トランキーロ【のんびり落ち着いて】。
あなたの契約は2017年末までです。このブエルタは貴方にとって新たな契約のための応募書類を書くようなものに当たるのでしょうか? それとも貴方の将来はすでに決まっているのでしょうか?
フ: 自転車に乗るという意味での将来は、ありがたいことに数週間前に決まったよ。契約問題や来シーズンのことを考える必要はないんだ。つまりブエルタでは落ち着いて毎日の自分のすべきことに集中できる。もう少ししたら発表されるはずだよ。
現在のドイツ自転車界の状況をどう思いますか?
フ: 目下のところ、ドイツ自転車競技という点ではものすごく強い世代だね。10年後にもこんな状態であるかと聞かれたら、どうかな、疑問だね。でも若い世代にもU23にもタレントはいる。うちのデベロップメントチームもとてもいいトレーニングをしているし、ワールド・ツアーのレベルへ行けることを前提にやっている。うちもボーラも、そしてカチューシャ・アルペツィンも、次世代の選手のことを考えている。
あなたは世界戦の暫定メンバーに入ってます。ベルゲンの世界戦に出場できるチャンスはどうでしょう?
フ: うん、今言ったように、ドイツのプロ選手はみんな高いレベルにある。ツールでは16人も出たんだ。だけど9月末にみんなが絶好調とはいかないよね。ブエルタでうまく走れれば、普通なら世界戦のために丁度いいレベルに達していることになるね。これは僕だけじゃなくて、ブエルタに出るドイツ人みんなに言える事だ。ベルゲンではデーゲンコルプがエースになるだろう。僕らは一緒にたくさんのレースを走ってきたし、気心も知れている。何れにしてもドイツチームは世界戦にいいメンバーを送れるだろうね。僕がそこに入れたら、名誉な事だよ。
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