もう、すでに多くのところで言われているし、拙ブログでもちょっとだけ触れたけど、この前の土曜日、秋葉原でのなんとかいう女性自民党候補者への安倍の応援演説。ヤジに対して「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と言い放ったわけで、それに対する反応があちこちで出ています。
江川昭子さんの記事では、アーノルト・シュヴァルツェネッガーがカリフォルニア州知事に立候補した時に、卵を投げつけられ、それに対してにこやかにベーコンもつけてくれよ、と言った話が載っています。
しかし、僕が何より感動したのは山本太郎のエピソード。反安倍、反原発の威勢の良い発言には好感は持っていたけど、今回のことに関連して教えてもらった彼の発言で、本気で彼のことを応援したいと思いました。それは、2年ほど昔、新宿のアルタ前で街頭記者会見をした時、議員なんかやめろ、というヤジを受けた山本太郎が、動じることなく「ありがとうございます、そんなあなたのことも守りたい」と言ったというのです。
これをパフォーマンスだという人もいるでしょう、いい子ぶるんじゃないという人もいるでしょう。いいでしょう、これは見せかけだけのパフォーマンスだとしましょう。しかし、安倍にはこの程度のパフォーマンスすらできなかったわけです。人間としての格がまるで違うと思います。
憲法15条2項にはこんな文言があります。「すべての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」 ここでいう公務員は議員ももちろん含まれます。だけど、安倍はまちがいなく、自分の支持者という一部のみのことしか考えていないでしょう。そして、奉仕者なんていう意識などまるでないでしょうね。 自分のことを支持してくれる人だけを国民だとみなし、それ以外は「左翼」とかレッテルを貼って、敵とみなす。これは政治家としては致命的だと思います。

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