かなりあちらこちらで拡散されているので、ご存知の方も多いと思うけど、あまりに今の日本の状況とぴったりなので、恐ろしい。ローレンス・W・ブリットという政治学者が起草したファシズムの初期症候の14条です。

これはアメリカのホロコースト記念博物館に展示されている文言だそうです。 昨夜友人から教えてもらいました。
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強情なナショナリズム: 昨今のニッポン、素晴らしい!の風潮を思えば、またヘイトの横行を思えば、これほど不健全なナショナリズムが蔓延した時代は戦後初めてでしょう。
人権の軽視: 自民党の改憲草案を見れば、そして片山某という議員が言い放った天賦人権説の否定などを知れば、人権の軽視はすでに始まっていると言ってよいでしょう。
団結のための敵国づくり: 過剰に煽り立てる北朝鮮のミサイル発射により、日本人の中でも北朝鮮を先制攻撃しろと言わんばかりの人たちが増えていますね。ナチのヘルマン・ゲーリングは自分たちは外国から攻撃されていると説明し、平和主義者については、愛国心がなく国家を危険にさらすと批判すれば、どんな国でも簡単に戦争することができるとほざいたけど。日本は確かにまだ戦争にはなってないですけどね。
軍事の優先: これはもう言うまでもないでしょう。安倍は日本を軍事開発研究を大学にやらせて、それを海外に売って儲ける国にしようとしているわけですから。
性差別の横行: これは現在ひどくなってきた、というよりはもともと構造的にあったもののような気がします。何れにしても、例えば国会議員に占める女性の割合の国際ランキングでは186カ国中、日本は147番目という低さ。知らなかったのですが、北朝鮮よりもずっと下です。
マスメディアのコントロール: 安倍はマスコミのお偉いさんや、TVに出てくる解説者たちと会食を繰り返していますし、そうした会食をする解説者たちが露骨に安倍擁護を繰り返していることは、ぼんやり見ている人でもわかるのではないでしょうか。そして元NHK会長の政府が右というのを左というわけにはいかない、なんていう発言。まともな先進国なら即刻クビでしょう。 民主党政権の時は報道の自由度の国際ランキングは11位でしたが、その後安倍になってからはどんどん下落していて、今年は72位。まあ、最下位の北朝鮮は180位ですから、下を見ればまだまだ、と、あなたは言えますか?
国家の治安に対する執着: 特定秘密保護法ですでにかなり怪しくなっていたところへ、テロとはまるで関係ないと大臣ですら口を滑らした共謀罪ですからね。これもドンピシャでしょう。
宗教と政治の癒着: 公明党は直球ど真ん中ですね 笑) 安倍一派だって日本会議や、噂されている統一教会との関係を考えれば、完全に当てはまるでしょう。
企業の保護: これは僕にはよくわかりませんが、安倍一派と経団連や財界との密接な関係を考えれば、ある程度当たっているのかもしれません。
労働者の抑圧: 一般的な左翼運動に対する嫌悪と、現在の組合の情けなさを聞く限り、これも当たっているのではないかと思うのですが。。。しかし、労働者の権利を求める運動に対して、労働者たちが嫌悪感を隠さないというのはどういうことなのでしょうね?僕には理解できない。
学問と芸術の軽視: 伝統芸能に対する補助金をカットした市長もおりました。昨今の無教養を称揚するような風潮、教養をバカにし、無視する風潮を見れば、これもかなり当たっているでしょう。
犯罪の厳罰化への執着: 凶悪犯罪は減っています。殺人事件は僕が生まれた頃の6分の1ぐらいになっています。それなのに、21世紀に入って死刑判決や無期刑判決が増えているし、少年犯罪に対する厳罰化を求める声などを見ると、これもかなり当たっているのではないでしょうか。
身びいきの横行と腐敗: これはもう笑うぐらいドンピシャでしょう。森友、加計、レイプ魔の野放しなんていう話もあるし、この後もまだ控えているという噂もあります。これについてはここで言葉を費やす必要などないでしょう。
不正な選挙: これは僕は現時点ではないだろうと思っていますが、直接的な不正はなくても、民意をきちんと反映できていない(自民党の得票率と議員数のアンバランス)現在の制度が、すでに不正であるということもできるかもしれません。
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牽強付会という人もいることでしょう。でも、少し冷静に考えてみれば、20世紀にこれらのうちで当てはまると言えたものがいくつあったでしょう。 そう考えれば、かなり恐ろしい段階に来ていると言っても、あながち穿ち過ぎとは言えないのではないでしょうか。

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