今日からクリテリウム・ドゥ・ドゥフィネが始まります。ボーラはブフマンとケーニヒというステージレーサーが二人出場のようで、どっちをエースにするつもりだろうと、思ったんですが、ケーニヒは本来ジロの予定が、膝の調子が悪く出場できずに、ここで出てきたようです。ということで、一応ブフマンエースの布陣みたい。
さて、このレース、昔はドゥフィネ・リベレという名称だったんですが、その頃、ほぼ同じ時期に同じような規模で、同じようにツールの前哨戦として位置付けられていたレースに、ミディ・リブルというのがありました。始まった時期までドゥフィネが1947年、ミディが49年と2年違い。過去の優勝者も、どちらも甲乙つけがたい感じです。主催もそれぞれの地方新聞社がスポンサーになっていて、地域的にもフランスの南東部のアルプス山脈がコースに入っていて、その点でも甲乙つけがたいレースでした。
ミディ・リブル、最初はワンデーレースで始まり、徐々にステージ数が増えて、最後は6ステージになったみたいです。一方ドゥフィネの方は最初から4ステージで始まり、現在では8ステージですかね?
しかし、このミディ・リブル、2002年を最後になくなってしまいました。まあ、UCIがレースを管轄しやすくし、それとともに、常にトッププロ選手たちが出場できるように、レースを取捨選択したことによるものでしょう。時期的にも、レースの意味合いの面でもバッティングするこの二つのレースは、そうしたレーススケジュールの組織化のあおりを食らって、統合されたと言ってもいいかもしれませんね。
拙ブログの常連コメンテーター Arturo さんがフランス土産に何冊も本を買ってきてくれたんですが、その中の一つに、このミディ・リブル50周年記念本がありました。フランス語なので内容はほとんど分かりませんが 苦笑)写真を見ているだけでも楽しいです。


にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト