10年ぐらい前にはツールでステージ優勝したり、ヘント〜ヴェヴェルヘムに優勝したり、ツール・ド・スイスでも非常に印象的な勝利をあげたりしていたけど、このところすっかりアシスト選手のイメージが定着していたブルクハルト。間もなく34歳になる彼にとって、初のドイツナショナルチャンピオンです。
ブルクハルトは一昨年あたりにオークションでの賞金を筋ジストロフィーの少年のために使うということで、
そのチャリティー精神を拙ブログで書いたことがあったり、
南ドイツ風の皮の半ズボンのモデルになったのを紹介したことがありました。
今回のコースは彼が生まれた町から20キロほどのところにあるということで、声援もひときわ大きかったそうです。ゴールした後、すぐに歩いてゴールラインのところに戻って、観客たちに深々とお辞儀をしていたので、なんか律儀だなと思ったら、ファンの声援にお礼をいいたかったということのようです。
「凄かった。ここのスタート・ゴール地点と山岳ポイント地点はものすごくたくさんの人たちが僕の名前を叫んでいた。声援に後押しされた。最終週はふくらはぎが痙攣していたんだ。だけど、ファンの皆さんがこの5時間の間、僕に与えてくれたものを、なんとかしてお返ししたいと思ったんだ。ここでチャンピオンになったなんて、誇りに思うよ。ツールでは、ドイツチャンピオンマイヨで、デュッセルドルフの街をスタートするなんて素晴らしいことだよ。」
昨日の文字ライブでは、レース展開はデーゲンコルプが逃げて、それをブーフマンとブルクハルトとポリットが追いかけ、登りで追いつき、登りきったところでブーフマンとブルクハルトがデーゲンコルプとポリットを引き離して、その後下りで、一旦ブーフマンとブルクハルトの差がついたんです。ところがすぐに二人が合流して、協力しあって逃げを成功させたわけでした。それについてブーフマンが言っています。
「私はマルクスを待つことにしました。私たちのチームの大切なアシストですし、彼にとってここでの勝利がどれほど大切かはわかっていましたから。」
しかしドイツチャンピオンだけでなく、オーストリアでもミュールベルガーとペストルベルガーのワンツーだし、スロバキアに至っては、ユライ、ペテルのサガン兄弟にバシュカが3位とワンツースリー、さらに個人TTでもラトビアのサラモティンス、チェコのヤン・バルタとボーラに各国のナショナルチャンピオンがたくさん集まりましたね。

にほんブログ村