誰がどう見ても、嘘だろうというようなことにシラを切り続け、国連からの勧告に居丈高に抗議してみせる。周辺で起きる不祥事はことごとく握りつぶし、知らぬ存ぜぬで通す。
ここまでなんでもありの内閣は記憶にない。多分、戦前にもなかっただろう。彼らは完全に日本国民をバカにしきっているのである。嘘をついても問題ない、どうせ国民は関心なんかないんだからすぐに忘れる。嘘はできるだけ胸をはって偉そうに言えば、ますます効果的である。何か一生懸命にやっているような雰囲気がでるからである。本来国民に忘れさせないように報道し続けるべきマスコミの多くも、忘れさせようと争点ぼかしをしたり、個人攻撃をしたり、と、必死である。
しかし、権力に都合の悪いことをいう人間に対して、人格攻撃の露骨なキャンペーンを張る全国紙ってなんなんだろう? こんなこと、過去にあったのだろうか? 今回だけは、読売新聞という新聞社を心底軽蔑している。
これって、右翼とか左翼とかの問題ではないだろう、権力が日本国民をバカにしきっているのである。それを許せるというのは、いわば「信者」以外いないだろうと思うのだが。
ここまで低劣な内閣は、日本どころか、現在の世界を見回しても、そうそう見当たらない。少し前に、安倍をヒトラーに比べることに怒り狂ったネトウヨ氏がコメントしてきたことがあった。しかし、今の安倍の様子を見ていれば、ヒトラーに比べることは妥当ではないかと思える。
しかし、安倍にしろ菅にしろ、どんな気持ちで嘘をつき続けているんだろう? 自分が言っていることが嘘だと分かった上で、あんなところで嘘をつけるのは、多分自らの恥の思いを吹き飛ばすほどの強い信念があるんだろう、カルトな信念が。
前にも書いたが、この政権は必ず歴史の審判が降る。ただ、それまでにどれほどの時間がかかることだろう? その間にこの国は、この社会はどれほどひどいことになっていくのだろう? 果たして取り返しはつくのだろうか?
そして、もっと恐ろしいのは、ここまでデタラメをやった政権が存在したということで、この後に続く政権も、同様にデタラメをやってもいいのだ、という保証を与えてしまったことである。

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