哲学者の内田樹がツィートで面白いことを言っている。
これを読んだ瞬間に連想したのは、以前にも拙ブログで書いたことがあったが、小津安二郎の「秋刀魚の味」の中のワンシーンだ。
http://tatsuya1956.blog48.fc2.com/blog-entry-2376.html戦時中水雷艇の艦長だった笠智衆がパチンコ屋で、かつての部下だった加東大介とあって、意気投合してバーで酒を飲む。バーのマダムは岸田今日子。そこで加東大介が言うセリフが戦争が終わって、「バカが威張らなくなってよかった」だった。
内田のツィートに戻るが、次々と生じる馬鹿大臣の妄言の数々、国会答弁を聞いていても、馬鹿じゃないの?と思いたくなるような低レベルの答弁の数々。嘘をついてもそれを訂正することもなくスルーしてほとぼりが冷めるのを待っているだけ。そして、何よりわざとまともな議論にさせないようにしているとしか思えない。今の社会は文字どおり、小津が言う「馬鹿が威張る」社会だ。

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